ワークショップ
日 時 | 2015年12月22日(火)13:00~17:30 12月23日(水)10:00~16:00 |
---|---|
会 場 | 大阪電気通信大学 駅前キャンパス 1階101室 寝屋川市早子町12-16 電話 072-824-8900 (京阪電鉄 寝屋川市駅より 徒歩3分) アクセス |
参 加 費 | 聴講:無料(事前申し込みが必要です) |
主 催 | 大阪電気通信大学エレクトロニクス基礎研究所 |
後 援 | 地球電磁気・地球惑星圏学会 |
プラズマ圏とは、内部磁気圏に存在する低温のプラズマが濃集した領域です. 昨今、プラズマ圏の観測手法については、日本の研究者が多様なアプローチを進めており、ULF波を用いたプラズマ質量密度の推定、VLF波を用いた電子密度の推定、TEC、EUV撮像によるHe+•O+イオンの観測等、様々な手法が確立しつつあります。また、これらの研究では、データ同化や逆問題解析が広く使われており、解析手法に共通的な部分も多いのが特徴です。一方で、2012年に米国のVan Allen Probes衛星が打ち上がり、日本のERG衛星の打ち上げも来年に迫った今、内部磁気圏のプラズマ環境を複数点の衛星観測とリモートセンシングの両面から、同時多角的にとらえる好機が訪れようとしています。
エレクトロニクス基礎研究所では、内部磁気圏に存在する低温のプラズマが濃集した領域:プラズマ圏の研究戦略について考えるワークショップを企画いたしました。プラズマ圏のリモートセンシング観測やデータ同化・逆問題解析の専門家を国内から広くお招きして最新の研究成果をご紹介いただくとともに、直近に迫ったジオスペース探査衛星(ERG)の観測とあわせたプラズマ圏観測の科学戦略、キャンペーン観測の設定等についてご議論いただきます.
この分野のみならず、広く宇宙環境変動に興味をお持ちの研究者の方々や学生の諸君に多数ご参加いただきますよう、ご案内申し上げます.
13:00~13:10 | はじめに |
---|---|
エレクトロニクス基礎研究所 所長 大野 宣人 | |
13:10~13:40 | プラズマ圏のモデリング |
北海道情報大学 渡部重十 | |
13:40~14:10 | 地上‐衛星観測に基づく、磁気嵐時の電離圏・プラズマ圏電場変動について |
京都大学 新堀淳樹 | |
14:10~14:40 | MMSの観測とプラズマ圏」「電離圏からプラズマ圏へのつながり |
宇宙科学研究所 北村成寿 | |
14:40~15:10 | プラズマ圏下部から共鳴散乱光で見るHeイオンの分布 |
京都大学 穂積裕太 | |
15:10~15:30 | 休 憩 |
15:30~16:00 | 内部磁気圏におけるプラズマ再充填 |
京都大学 能勢正仁 | |
16:00~16:30 | CRUX地磁気観測網データを用いたプラズマ圏質量密度の長期観測計画 |
大阪電気通信大学 尾花由紀 | |
16:30~17:00 | ERG波動観測がめざすプラズマ圏のサイエンス |
金沢大学 笠原禎也 | |
17:00~17:30 | 総合討論 |
10:00~10:30 | 最近の電離圏・熱圏の話題と経験モデル |
---|---|
高知工科大学 柿並義宏 | |
10:30~11:00 | あけぼの衛星観測によるプラズマ圏プラズマの緯度分布 |
名古屋大学 三好由純 | |
11:00~11:30 | プラズマ圏データ同化の現状と今後の計画 |
統計数理研究所 中野慎也 | |
11:30~13:00 | 昼 食 |
13:00~13:30 | FLR 自動検出の新方法の開発とその MAGDAS, CARISMA, STEP Polar Network データへの適用例 |
九州大学 河野英昭 | |
13:30~14:00 | UHR波動観測に基づくプラズマ圏電子密度の変動モニター |
東北大学 熊本篤志 | |
14:00~14:30 | QZS-TECに対するプラズマ圏の影響の調査 |
金沢大学 後藤由貴 | |
14:30~15:00 | 休 憩 |
15:00~16:00 | 総合討論 |
【問い合わせ】 大阪電気通信大学工学部 尾花 由紀 |
【参加申し込み】 大阪電気通信大学エレクトロニクス基礎研究所 古賀 弘 |