2016.12.26 プレスリリース

デジタルゲーム学科の上善教授が他大学や企業と共同でIoTによるバス安全運転支援システムを開発

総合情報学部デジタルゲーム学科の上善恒雄教授、京都産業大学コンピュータ理工学部、京都大学大学院医学研究科、株式会社社会システム総合研究所は、株式会社電通国際情報サービス、みなと観光バス株式会社と共同で、IoT によるバス安全運転支援システムを開発しました。2016 年12 月から2017 年1 月にかけて、営業稼動する30 台の路線バスに本システムを適用する実証実験を行います。

 

■本システム開発の背景と概要■

本システムは、総務省戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE 受付番号150201013)の委託を受けた「走行車両からのセンサデータを収集・処理するための階層化クラウドとその応用に関する研究開発」の取り組みの一環として開発するものです。

運転手の健康上のトラブルに起因する交通事故の発生が社会の大きなリスクとなりつつある中、これまでの安全運転支援システムは、車両の挙動のみに焦点を当てるものが一般的でしたが、本システムは運転手の健康状態もセンサによる計測・蓄積・分析の対象とします。それらセンサデータと、道路の形状/勾配/整備状況など道路情報を組み合わせた分析を行うことで、車両の危険状態をより細やかに検知することを可能とします。本システムが危険と検知した場合、運転手にすみやかにフィードバック(視覚による警告)を行います。

 

■本学の役割■

本学は総務省SCOPE 事業において研究代表としてプロジェクトを統括し、共同研究機関である他大学や企業と今回の収集データを元に運転手の健康状態と道路や運転との関連についてさらに分析方法に関する研究を進めます。またそのための分析・可視化ツールを開発し、オープンデータ化のための整備を行います。

 

■実証実験の概要■

期間:2016 年12 月〜 2017 年1 月

対象:みなと観光バスが運行する30 台の路線バス

地域:神戸市周辺

目標:合計6 万キロ以上の実証走行

 

■今後の展望■

本実証事業を担当する各機関は、今回の実証実験で得られる知見を元に、将来的には自動運転技術への貢献を視野に、本システムの本格稼動に向けた改善活動を実施します。

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