大阪電気通信大学

interview

携帯電話の電波が、どんな仕組みでできているか疑問でした。 携帯電話の電波が、どんな仕組みでできているか疑問でした。

情報通信工学部 通信工学科 4年 Y.K.さん [大阪府立三国丘高校 出身] 情報通信工学部 通信工学科 4年
Y.K.さん[大阪府立三国丘高校 出身]

教科書の数式が、実社会でどう活かされるのか知りたくて。

もともと数学や物理が好きで、「教科書に載っている数式が、実社会にどう活かされているのか知りたい」と思ったのが、理系を選んだきっかけでした。特に関心があったのは通信です。身近な携帯電話や天気予報のための気象衛星など、現代の生活に深く関わってくるものなので。ただ、興味をもったものの、具体的に何をどう学べばいいのかまでは決まっていなかったので、入学してから専門分野を見つけていけるOECUに魅力を感じて志望しました。

通信工学科では、1年次からハードウエアとソフトウエアの両方を学んでいき、3年次にどちらのコースに進むか決めることができるんです。私は、アンテナや無線について学べるハードウエアコースを選びました。ソフトウエアで学ぶプログラミングが苦手だったということもありますが(笑)、やっぱりもともと興味があったのが携帯電話などだったので。

目には見えない「電波」の知識も、先生がわかりやすく。

今は、生活に欠かせない携帯電話やインターネットがどのようにしてつながっているのか、また衛星アンテナの性質、プログラミングなどについても学んでいます。「高校で習った電流や電圧についての公式が、実際の技術ではこう活かされるんだ」という気づきが多くて面白いですね。たとえば「電流と磁界が垂直同士で交わることで電波ができる」っていう目には見えない部分の内容も、先生が雑談を交えながらわかりやすく教えてくださるので興味がどんどん広がります。プログラミングや機器を使っての実験も最初は大変でしたが、自分で打ち込んだプログラムが動いたり、機器で乱れのない波形がとれたりするとうれしいですね。

学んだ知識と実社会が、インターンシップでつながる。

今年の夏休みには、電気通信事業者からの依頼を受けて電柱を建てたり、家庭にLANケーブルを引いたりといったことをされている大手の通信建設会社のインターンシップに参加しました。興味のあったハードウエア系の企業だったので、実際に現場を見ることができたのはとても勉強になりましたね。電柱の上での作業では、安全管理のために安全帯のロック解除を現場責任者以外が勝手にできないようになっていたり、工事前日から近隣住民の方々にごあいさつに行ったりと、教室で学んでいるだけでは気づけなかったことばかりでした。大学で学んでいる内容が、実社会ではどんなふうに活かされているのか、実感をもって学べたと思います。

「電気がなければ通信はできないし、通信がなければ電気は制御できない」と卒業した先輩が言っていました。災害が起こったときも、電力がなければ通信できないのはもちろん、電気を制御するコンピューターのコントロールにも通信が必要です。今は募金するぐらいしかできませんが、いつか専門知識を活かして電話回線を復旧させるなどの形で活躍できるようになれたらと思います。

センパイ女子に聞く3つの質問

大学で、どんな友達ができましたか?

女子同士すごく仲がいいですし、男子ともランチを食べたりしますよ。あちらから話しかけてくれたので、男子ともすぐ友達になれました。他の学科にも、共通の授業で知り合った友達が何人かいます。

今ハマっていることは何ですか?

神社めぐりです。大学生になって行動範囲が広がったこともあって、今まで行けなかった神社にも行けるようになったので。友達と計画を立てて、いろいろ回っています。イチオシは奈良県の大神神社かな。

お気に入りのスポットは?

授業がひとコマ空いたときには、この図書館によく勉強しに来ています。テスト前は友達と一緒に勉強したりも。友達がわからないところを教えて「わかった!」と言ってもらえるとうれしいですね。

センパイからのMESSAGE

OECUは先生や職員の方との距離が近い大学だと思います!「理系」や「通信」と聞くとどんな世界かわからなくて不安かもしれませんけど、諦めちゃったら後悔すると思うので、一歩踏み出してみてください。