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2016.11.14

ベリーベリープロジェクトと齊藤研究室のラズベリー砂栽培が成功

工学部環境科学科のアクティブ・ラーニンググループ、ベリーベリープロジェクトと齊藤研究室(齊藤安貴子准教授)が、四條畷市の貸農園グリーンガーデンと協力して行ってきたラズベリー砂栽培を成功させました。

 

砂栽培とは、土の代わりに砂と液体肥料で作物を育てる農法です。(日本砂栽培協会HP)昨年11月、グリーンガーデンのご厚意により砂栽培の区画、及び露地栽培の区画をお借りし、数種類のラズベリーの苗を植え検討を開始しました。ラズベリーは暑い地方が苦手な植物のため、どのような品種が大阪で元気に育つのかを確認する必要がありました。

 

ベリーベリープロジェクトのメンバーは草取りなどの基本的な作業を行い、研究室の学生たちは咲いた花に一つ一つタグをつけてその成長過程を記録し、研究を進めました。

 

その結果、砂栽培に適した品種、露地で大きく育った品種が違うことが確認でき、今後の方向性が決まりました。どの品種が適しているかは後々公開する予定ですが、たくさん収穫したラズベリーを使って、現在ポリフェノール量分析やプロアントシアニジン量分析、また生物に与える影響評価(生物活性試験)を進めています。品種によっては栽培条件によってあっという間に枯れてしまうものもあります。

 

今回の果実の分析結果は大学院生が今後の学会等で発表する予定です。ポット栽培と砂栽培の成分にも変化があることが確認できていますので、学生たちもラズベリー栽培はとても奥が深く面白いと感じているようです。

 

齊藤准教授は、「ゆくゆくは低学年でも本格的な研究にとりくむことができ、学会などにも参加するような学術的なアクティブ・ラーニンググループとして、本学でしかできない体験ができるものにしていきたい」と、今後の展望について話しています。

 

 

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