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2017.11.23

環境科学科中田研究室が和歌山県の梅園で防霜装置の検証実験を実施

環境科学科中田研究室(中田亮生教授)では、水や空気といった「流体」を軸として、環境に関する研究を行っています。

研究室では、梅の凍霜害防止を目的とした暖房装置の開発を行っており、11月19日〜20日にかけて和歌山の梅園でその装置の効果検証の実験を行いました。
 

梅やお茶などの農作物にとって大敵となる春先の霜(おそじも)は、高気圧の到来と地上の空気と水が密接に関連して引き起こされる気象災害です。
3月頃、梅の花が咲いて若い果がなる季節に、放射冷却現象により、地表近くの気温が低くなると、梅の実に霜が付着します。
それにより、実が凍結することを防ぐため、通常は防霜ファンを設置し、上空の暖かい空気と撹拌(かくはん)することで対策をしていますが、十分に空気を暖めることができない場合があります。
中田研究室では、2013年から農作物への霜を防ぐ実用的なファンヒータの開発を進めており、今年度からはさらに実用的な新装置の開発を目指して、効果の検証に取り組んでいます。

 


 
また、中田研究室では、従来までの「気象班」、「水環境班」に加え、今年度から「生物班」に分かれて研究を進めており、今回の実験には、「気象班」と「生物班」が参加。
「気象班」は凍霜害対策による実験を、「生物班」は近隣のみかん畑で、猪による獣害状況の基礎データ収集などを行いました。

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