臨床現場や医療機器メンテナンスにおいて、臨機応変な対応が求められています。このため医学系および工学系の知識だけではなく、チーム医療に貢献する心構えが必要になります。グループワークを通じて実際の医療機器に触れその原理や操作方法を実体験させながら、コミュニケーション能力向上にも打ち込んでいます。
本学が他の理学療法士の養成校と違うところは、医療だけでなく、工学系やスポーツに携わる先生など、幅広い分野の先生がそばにいることです。より科学的な根拠に基づいた理学療法が求められる時代、多分野の先生から多角的なものの見方を学べるのは素晴らしいこと。積極的に交流を図り、視野を広げてください。
ゲームとは何だろう?このゲームは、なぜおもしろいと感じるのだろう?日頃から考え、追求する習慣を身につけてください。ゲームは単なる遊びではなく、本来“思考するもの”です。開発者たちはそこに最先端の技術を取り入れて、新しいものを生み出しています。ゲームの概念そのものを変えていけるような人に成長してほしいですね。
エンジニアリングの世界では、講義で学ぶ知識だけでなく、幅広いモノづくりの知識が必要です。だからまず何かひとつ、自分が得意にできることを身につけてください。すると、不思議なことに苦手だった他のこともだんだんとできるようになっていきます。その最初の一歩をみなさんと一緒に歩んでいきたいと考えています。
雲のかたちは何が決めているのか?雪の結晶や動植物の模様はどのように決まっているのか?私たちのまわりは、多様で複雑なパターンに満ちています。これらを『数学』という土俵にあげ、数学の言葉で語ることができるようにするための研究に取り組んでいます。世の中のあらゆる疑問を、数学で解き明かしましょう。
コンピュータは、あくまでただの道具。それを使ってどう楽しむのか、何に役立てるのかが大切です。たとえば、モーションキャプチャー装置を使って人の表情の微妙な変化を分析するなど、私の研究室では情報工学を駆使して人の心や感性に迫る研究を進めています。情報工学は、どんな分野にも応用できる何でもありの学問なんですよ。
※2020年4月より医療福祉工学部から医療健康科学部へ、医療福祉工学科から医療科学科へ名称変更。