可搬型X線分析装置

−理学電機に開発委託−

工学部の谷口一雄教授らが開発した「可搬型蛍光X線分析装置」がこのほど 科学技術振興事業団(中村守孝理事長)から委託開発課題として選考され、 理学電機(大阪府高槻市、志村晶社長)に開発が委託されることになりました。 委託開発費は2億1千万円で、期間は2年。この装置は、小型X線管と分光結晶 装置を組み合わせたもので、容易に持ち運べて現場で試料の微量分析が可能なこ とから、犯罪捜査や考古学調査、環境汚染調査などでの利用が期待されています。 昨年来、事業団の新技術コンセプト・モデル化推進事業の選定を受けて、理学電機 と共同で実用化開発を進めてきましたが、性能的にもモデル化の目標を達成。 これを踏まえた今回の委託開発では、半導体検出器や放射線計測回路の開発が 課題となっており、開発には谷口教授のほかに電子工学科の須崎渉教授、松浦秀治 講師、短期大学部の野村恵章講師らが参加することになっています。
(1998年1月 大阪電気通信大学学報より)



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