第6章 デバッグの仕方

文法が間違っていなければプログラムはコンパイルできる。(ビルドを行うとコンパイル、リンク等が行われ、実行ファイルが作成される。)

しかし、コンパイルができたからといって、正しい計算結果が得られるとは限らない。

さらに、EXEファイルを実行中、overflow(変数が指定された桁数より大きくなったり、0で割ったときに起こる)やunderflow(変数が小さくなりすぎたときに起こる)のエラー・メッセージが出て、プログラムが停止することがある。

このような時、間違っている式を見つけ出したり、overflowやunderflowしている変数の場所を探し、訂正しなければならない。

このようにプログラム上の間違いを探し訂正することを、デバッグするという。

プログラムを作成するとき、最も時間がかかるところはこのデバッグである。

ここでは、デバッガーを用いた変数のチェックの仕方を述べる。

1.32ビットDOS用プログラム

 a.デバッガーの起動

 b.アイコンの操作

 c.式(変数)のモニター

 d.ブレークポイントの使い方

 e. デバッガーの終了

2.Windows用プログラム

 a. チェックしたい関数の指定の仕方と式(変数)のモニター