c. FileXYの変更に伴う第10章のプログラムの修正

１．エクスプローラ等で変更したAmpere.cpv、Ampere.hpv、CollecXY.cpv、CollecXY.hpv、

　　FileXY.cpv、FileXY.hpvをフォルダー名SaveLoadにコピーする。

２．WorkFrame IDEアイコンをダブルクリックし、「既存のプロジェクトを

　　オープンします」をクリックする。

　　SaveLoad.IWPを開く。

３．ビジュアル・ビルダーを起動する。

４．「ファイル」->「ロード」をクリックし、「ファイル−ロード」ダイアログから、

　　順次SaveLoad.vbb、DataColl.vbb、ElectMag.vbbをロードする。

５．非ビジュアル・パーツのAmpere、CollecXYとFileXYを選択し、「パーツ」->

　　「生成」->「ソース・コード」をクリックし、Ampere.cpp、Ampere.hpp、

　　CollecXY.cpp、CollecXY.hpp、FileXY.cppとFileXY.hppを自動作成する。

６．「パーツ」->「新規作成」をクリックし、コメントをセーブ・ロードするための

　　パーツAddCommtを作成する。

７．「ファイル」->「保管および生成」->「フィーチャー・ソース」をクリックし、

　　「すべて生成」をクリックし、AddCommt.cpvとAddCommt.hpvを自動作成する。

８．AddCommt.cpvを下記のように修正する。

int AddCommt::exportToFile(const IString& filename)
{
　ofstream ofStream( filename );
　
　if( !ofStream ) // ファイルがオープンできない場合
　{
　　IString errorText = IString( "ファイル" ) + filename + "オープンできません。";
　　IException exc( errorText, 0, IException::unrecoverable );
　　ITHROW( exc );
　}
　
　ofStream << "%磁界の計算結果" << endl;
　ofStream << "%距離= " << iDistance << " [m]" << endl;
　ofStream << "%最小電流値= " << iMinimumCurrent << " [A]" << endl;
　ofStream << "%最大電流値= " << iMaximumCurrent << " [A]" << endl;
　ofStream << "%データ数= " << iNumberOfData << endl;
　ofStream << "%増加間隔 " << iTypeOfIncrement << endl;
　ofStream << "%電流 [A] 磁界 [A/m] " << endl;
　ofStream.close();
　
　return 0;
}
　
int AddCommt::importFromFile(const IString& filename)
{
　IString iText;
　IString iCharacter;
　IString iType;
　double iValue1, iValue2, iValue3, iValue4;
　ifstream ifStream( filename );
　
　if( !ifStream ) // ファイルがオープンできない場合
　{
　　IString errorText = IString( "ファイル" ) + filename + "オープンできません。";
　　IException exc( errorText, 0, IException::unrecoverable );
　　ITHROW( exc );
　}
　
　iText = IString::lineFrom( ifStream );
　if( iText!=IString( "%磁界の計算結果" ) )
　{
　　IString errorText = IString( "このプログラムのデータではありません。");
　　// 確認のためメッセージを表示するが、続けてロードする。(IException::recoverable)
　　IException exc( errorText, 0, IException::recoverable );
　　　　　ITHROW( exc );
　}
　
　ifStream >> iCharacter >> iValue1 >> iCharacter;
　ifStream >> iCharacter >> iValue2 >> iCharacter;
　ifStream >> iCharacter >> iValue3 >> iCharacter;
　ifStream >> iCharacter >> iValue4;
　ifStream >> iCharacter >> iType;
　iText = IString::lineFrom( ifStream );
　ifStream.close();
　
　setDistance( iValue1 );
　setMinimumCurrent( iValue2 );
　setMaximumCurrent( iValue3 );
　setNumberOfData( iValue4 );
　setTypeOfIncrement( iType );
　return 0;
}

９．「ファイル」->「保管および生成」->「パーツ・ソース」をクリックする。

１０．ビジュアル・ビルダー・プロジェクトに戻り、ビジュアル・パーツのMainを

　　　ダブルクリックし、Mainのコンポーネント・エディターを開く。

１１．CollecXY1のdataXとAmpere1のcalcとの接続上をダブルクリックし、「イベント−

　　　アクション間接続」ダイアログのパラメータの設定」をクリックする。

１２．「定数パラメータ値の設定」ダイアログの c に 'H' と入力する。

１３．CollecXY1をダブルクリックし、typeOfIncrementにlinearを代入する。

１４．FileXY1をダブルクリックし、addCommentにyesを代入する。

　　　（typeにspaceが入力されていることを確認する。）

１５．「オプション」->「パーツの追加」をクリックし、AddCommt*を追加する。

１６．下図のように配置する。

１７．次の接続を追加する。

１８． 「ファイル」->「保管および生成」->「ソース・コード」をクリックする。

１９．「ファイル」->「保管および生成」->「ソースのmain()」をクリックする。

２０．「プロジェクト」->「通常ビルド」をクリックし、実行ファイルを作成する。