4月25日(木)から30日(火)にかけて、インドネシアのバリで開催された2024 6th International Conference on Intelligent Medicine and Image Processing(IMIP2024)で総合情報学部情報学科 登尾啓史教授がBest Presentation Awardを受賞しました。
今回の論文では、ブレインシフト自動検出アルゴリズムのパラメータを調整し、術前術後を模擬した脳DICOMペアから特徴点ベクトルを抽出した。特徴点抽出アルゴリズムBRISK、AKAZE、ORB、SIFTを比較した結果、BRISTとAKAZEが他の2つのアルゴリズムより優れたブレインシフト抽出能力を持ち、ブレインシフトのモデル化に有用なことがわかりました。
この成果は登尾教授の脳外科手術シミュレータ・ナビゲータ研究の進展に寄与し、患者の術後QoL(日常生活をおくるうえで感じる充実度や満足度のこと)を正確に見積もった手術が行える見通しです。
今回の受賞を受けて登尾教授は「術前の脳DICOMと予定手術創から術後の脳DICOMを高精度で推定し、患者の術後QoLが良好な手術計画が立てられるようにしたい」と今後の抱負を述べました。
※DICOM(Digital Imaging and COmmunication in Medicine)とは、CTやMRIなどで撮影した医用画像の標準規格のこと
【タイトル】
Parameter Turing in Automatic Detection Algorithm for Detecting Artificial Brain Shift