大学院進学のすすめ
時代は学部卒から大学院修了へ
 情報工学科を卒業した後、ただちに社会に出て活躍をめざす諸君も多いですが、一方で大学院(情報工学専攻)に進学してさらに高度な技能の修得をめざす諸君も増えつつあります。とくに情報工学をはじめとする技術分野では、一般的に大学院進学率が上がっています。大学によっては、昨今、学科卒業生の60%以上が大学院に進学するのも珍しくありません。実際、企業における技術職(研究開発業務)の採用では、大学院修了者(院卒)の割合がどんどん増えており、院卒でないと技術職として活躍できない時代へ移行しているようです。近い将来、企業の研究開発業務が院卒で独占されるという推測も真実味を帯びてきました。
修士と博士−2つの学位−
 情報工学専攻では、博士前期課程と博士後期課程を完備しており、それぞれ「修士(情報工学)」と「博士(情報工学)」の学位を授けることができます。この機構を有効に活用して、一度しかない人生を存在感のある上級エンジニアとして生き抜くため、学位(修士)の取得をぜひ考えてみてください。情報工学の学位を取得できるチャンスが目の前にあることも、情報工学科の学生諸君にとっての大きな幸運です。いったん卒業してから再び大学院に入り直すのは、現実にはさまざま障害があって結構大変です。現役の学生時代によく考えて決断してください。
大学院における研究
 大学院生のもっとも重要な課題は、修士論文をめざしていかにすばらしい研究をするかにあります。研究テーマは先端的であり独創的であるのが理想ですが、何よりも本人が興味をもてることが重要です。研究テーマは指導してもらう先生との話し合いで決まるので、自分の興味にあった研究をやれそうな先生を選ぶ必要があります。大学院生には、学外発表の論文を書いたり、ゼミナールで発表したりすることが義務づけられられているので自然な形で文章構成力やプレゼンテーション能力が身についていきます。最近の企業が院卒を求める理由は、どうもこの辺にもあるようです。




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OECU コンピュータサイエンス 情報学
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