新着情報

2017.2.15
院生君の論文が掲載されました
Miyawaki, R., Komori, M., Kokubo, K., Nagaoka, C., & Yokoyama, T., (2017). Analysis of 3D Shapes of Liquid Soap Bottles Using Spherical Harmonics. International Journal of Affective Engineering. Advance online publication. doi.org/10.5057/ijae.IJAE-D-16-00026
  • 2016.11.24
    掲載されました
  • 小森政嗣・横山卓未 (2016). ボディーソープ・シャンプーボトル形状の感性工学,産学官連携ジャーナル, 12(11), 11-13.
    Link
  • 2016.09.23
    研究室紹介について
    2016.09.01
    ページをリニューアルしますた(業績リスト・外部資金など)
     

    研究テーマ

    現在研究室で取り組んでいるテーマを幾つか紹介します.

    ○IoTを用いた社会ネットワークの調査
    京都府京丹後市を拠点に,長期間にわたってIoT機器を利用した住民の社会的なネットワーク調査を始めています.
    https://www.ristex.jp/i-gene/projects/h27/project_h27_1.html

    ○活動量計を用いた気分障害の研究
    腕時計型活動量計から得られる活動データを用いて気分障害(鬱病・双極性障害など)の研究を行っています.活動パタンから鬱病と双極性障害を判別したり,またSSRIなどの抗鬱剤がどの程度効いているのかを評価したりするシステムの構築を目指して研究を進めています.

    ○ボトル3次元形状と印象の関係の感性工学的研究
    近年では3Dスキャナや3Dプリンタが普及し簡単に3次元形状を扱えるようになってきています.本研究室では, 3Dスキャナを用いて取得したボディソープボトル形状を球面調和関数(Spherical Harmonics; SPHARM)で展開して,ボトルの印象との関係を調べています.これにより狙った印象をユーザに抱かせる形状を合成することが可能になります.

    あるボトルのSPHARMモデリング (a)\(L_{max}=1\), (b)\(L_{max}=10\), (c)\(L_{max}=35\).

    特定の印象を強めるように22種類のボトル形状から合成されたボトル.
    ファミリー向き(左)とパーソナルユース向き(右)のボトル形状

    ○自然な表情出現頻度に基づく確率的表情認知モデルの構築
    フェイシャルモーションキャプチャ装置などを用いて人の自然な表情を分析し,顔面形状の時空間特性に基づいた表情表出・表情認知モデルの構築を目指します.


    ○ソーシャルメディアにおける情報伝播の研究
    マイクロブログの一つであるTwitterにおける情報伝播(リツイート行動)を研究しています.どのような情報が,どのようなユーザによって拡散されるのかを,膨大なログで=足を下に検討しています.また,東日本大震災に際する人々の感情反応をソーシャルメディアへの投稿(ツイート)に含まれる感情語の出現比率の時系列変化と変動パタンを,特にネガティブ感情(怒りと不安)に注目して検討しました.

    東日本大震災後1周間のネガティブ/ポジティブ感情反応表出の時系列変化(三浦・小森・松村・前田(2015)より)

    ○番外編 趣味
    女性3人組近未来テクノポップユニットPerfume(パフューム)のダンスモーションデータを用い,西脇綾香(あ~ちゃん),樫野有香(かしゆか),大本彩乃(のっち)の3名の動作者が同じダンスを踊っている際の3次元標識点座標の時系列データ(2区間)を解析対象としました.このダンスモーションデータを一般化プロクラス分析により整列したのち,3相PARAFAC (Parallel Factor Analysis)により分析しました.あ〜ちゃんの動作の特徴は足の動きに,かしゆかの特徴は両腕を開く動作に,のっちの特徴は腕を上下する動作に見られました.


    獲得した外部資金

    • 自然な表情出現頻度に基づく確率的表情認知モデルの構築, 文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C)), 平成28年 ~現在, 研究代表者.
    • 集合的幸福の概念 構築と多世代共創の効果検証, 科学技術振興機構社会技術研究開発センター(JST-RISTEX) 戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)「持続可能な多世代共創社会のデザイン」研究開発領域, 平成27年 ~現在, 研究分担者.
    • 呼吸模倣を媒介とする対人相互作用メカニズムの解明,文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C)), 平成25年 ~平成28年, 研究代表者.
    • リスク認知とソーシャルメディア情報拡散過程の進化論的解明:基礎研究から社会実装へ, 文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(A)), 平成25年 ~平成28年, 研究分担者.
    • ソーシャルメディアによる情報伝播過程と社会的影響:大規模データに基づく実証的研究, 文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B)), 平成25年 ~平成28年, 研究分担者.
    • リスク認知とソーシヤルメデ、イア情報拡散過程の進化論的解明:基礎研究から社会実装へ』, 文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(A)), 平成25年 ~平成28年, 研究分担者.
    • “かわいい"感情の機能に関する行動科学的研究, 文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B)), 平成23年 ~現在, 研究分担者.
    • 風景構成法の作用機序に関する実証的研究, 文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C)) , 平成23年 ~現在, 研究分担者.
    • 幾何学的形態測定手法による顔の感性モデルの構築, 文部科学省: 科学研究費補助金(新学術領域研究(研究領域提案型)), 平成23年 ~平成24年, 研究代表者.
    • 時系列多変量解析による「複雑な」表情表出の分析, 文部科学省: 科学研究費補助金(若手研究(B)), 平成22年 ~平成24年, 研究代表者.
    • 心理臨床場面における対話の構造, 文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C)), 平成20年 ~平成23年, 研究分担者.

    平成20年以前のものは科学研究費助成事業データベース(小森政嗣) を参照 http://kaken.nii.ac.jp/d/r/60352019.ja.html