ネットワーク・ワーキング・グループ
RFC(Request For Comments)文書番号:1855
FYI(For Your Information)文書番号:28
分類:Informational
サリー・ハンブリッジ著(インテル社) 1995年10月
高橋 邦夫訳(東金女子高等学校)1996年2月2日
大阪大学サイバーメディアセンターの環境にあわせて、中川が一部書き換えました。
この記事について
この記事は、インターネットコミュニティのために情報を提供するものです。この記事は、いかなる種類のインターネット標準をも規定するものではありません。この記事の配布は、無制限です。
概要
この記事は、各組織が採用し自身の利用のために適合化できるネットワーク・エチケット(ネチケット)ガイドラインの最小限の組み合わせを提供するものです。そのため、適合化がしやすいように、そして特定の項目を(できるだけ)簡単に見つけられるようにわざと箇条書きに記述してあります。また、個々の利用者および管理者のためのガイドラインの最小限の組み合わせとしての役目もします。この記事は、インターネット技術特別調査委員会(IETF)のネットワーク責任利用作業部会(RUN;Responsible Use of Network Working Group)の成果著作物です。
目次
はじめに
かつて、インターネット社会の住民は、インターネットで「育ち」、技術的に注意されて、その情報転送やプロトコルの性質を理解しました。今日、インターネット利用者の共同社会には初めてその環境を体験する人々が含まれています。これらの「新参者(Newbies)」は、その文化に慣れておらず、情報転送やプロトコルについて知る必要を感じていません。これらの新しいユーザを早くインターネット文化に導き入れるために、このガイドは、各組織と個人が自分自身の使用のために採用し、適合化できる最小限の組み合わせを提示します。インターネット・アクセスを提供しているのが誰か(インターネット・サービス・プロバイダの個人アカウントなのか、大学の学生用アカウントなのか、勤務先の発行したアカウントなのか)に関わらず、各個人は、その組織の持つ、メールとファイルの所有権および適切な投稿・送信のしかた、自分自身を表現するためのやり方についての規則を知っていなければなりません。各組織固有のガイドラインについては、それぞれの管理者に必ず確認してください。
私たちは、この文書を3つの部分にまとめました。