
※ 大阪電気通信大学に在籍している学部生・
大学院生のみ参加可能
本学園は2021年10月に80周年を迎えました。現在寝屋川キャンパスでは、学生のみなさんにより良い教育を提供するために、OECUイノベーションスクエアの二期工事を行っています。これからも学生のみなさんに親しまれる大学となるために、この度、寝屋川キャンパス内に設置する広場の案を学生から公募することに致しました。
そしてコンペティションで良い提案をした学生を選抜し、それらの案をベースに実際に施工する広場を検討するワークショップを実施します。そこでは、建築学科教員や設計・施工を担当する竹中工務店と一緒に広場を計画していただきます。

審査結果
寝屋川キャンパス内に設置する広場の提案を募ったコンペティションを実施したところ、91名が参加し、31作品の公募案が寄せられました。これから入学してくる後輩に親しまれ、充実した学生生活を過ごして貰えるようにと思いのこもった良く練られた質の高い提案が多くありました。
一次審査で通過した8組によるプレゼンテーションと質疑応答を含めた二次審査の結果、最優秀賞1点、優秀賞2点、入選3点、佳作2点を選出しました。 これから、最優秀作品を基に実際に施工する広場を検討するワークショップを実施し、形にしていきます。 本学として、前例のないコンペティションにご協力いただきました竹中工務店様、応募いただいた学生のみなさまに心から感謝の意を表します。
審査委員
株式会社 竹中工務店 大阪本店 設計部 設計第4部門 設計3グループ長 宮本 聡子 氏
株式会社 竹中工務店 大阪本店 設計部 設計第4部門 設計3グループ 加藤 実悠 氏
学校法人大阪電気通信大学 理事長 大阪電気通信大学 学長 大石利光
学校法人大阪電気通信大学 理事 塩田邦成
ほか大学関係者
※肩書は2022年3月時のもの
【最優秀賞】
「公と孔 環がつなげる公・環が広げる孔」
武田剛・高橋侑里・松本康平(建築学科 4年)
【優秀賞】
「50minutes」
藤原雅(建築学科 3年)
【講評】(竹中工務店 宮本氏)
既存建築との関連を考え最短動線をデザインするという、わかりやすいコンセプトに好感が持てました。各動線によって分割された広場に役割を与えるという手法も無理がなく、可能性を感じました。分割された広場の役割や個性をもう少し掘り下げて、広場と動線の関係をデザインし、北側の広場も統合するなどの工夫をすると更に良くなると思います。
【優秀賞】
「成長を発信する広場~出会い・繋がりは夢への学び~」
吉森寛人・五島穂乃佳(建築学科 3年)
【講評】(竹中工務店 宮本氏)
平面的な計画の中で、渦巻きの図柄を用いて場所に差異を付与していることが面白いと感じました。渦巻きの内側は動きの少ないギャラリーや椅子+机、外側は移動空間であり、それらがシームレスにつながることに新しさがあります。また、北側の広場にステージを持っていくことも、近隣への音などを考えると現実的であり得ると感じました。
【入選】
- 「自然のある広場」
阿江和音(通信工学科 4年) - 「変化・感性・交流~自然から生まれる交流の場~」
河野眞大(建築学科 3年)・伊藤 つばめ・末廣 翔也(建築学科 1年) - 「SEGAとSDGsの多目的広場」
寺内英暉・渡辺豪大(電気電子工学科 4年)・櫻井幸成(環境科学科 2年)・吉田伊織(電子機械工学科 1年)
【佳作】
- 「人と自然のふれあい」
樽谷洋希・川瀬博貴・岡本龍太・宮零乃・笠原竜輔(デジタルゲーム学科 3年) - 「水の波紋」
渡邉淳友・飯干玲那(建築学科 3年)
スケジュール
コンペティション
- 応募開始
- 2021年10月18日(月)
- 応募案提出締切
- 2022年1月28日(金)
- 1次審査結果発表
- 2月中旬
- 2次審査
- 3月中旬
- 最終結果発表
- 3月18日(金)
ワークショップ
- ワークショップ
- 2022年4月上旬~6月下旬
応募登録
応募登録期間:
2021年10月18日(月)~
12月17日(金)

【講評】(竹中工務店 宮本氏)
模型や3Dを駆使した力作で、さすが建築学科だと感心しました。 軸の概念を使って、広場と既存建築との関連をデザインしている点を評価したいと思います。上部からの視点も考慮されており、建築と一体となった円形広場の効果を発揮できると感じます。また、スタティック広場の日陰の必要性も納得できる内容です。今後は、アクティブ広場・スタティック広場・屋上広場の3エリアのつながりやアイレベルでの効果を丁寧にデザインしていくことで、充分に実施可能な案となっています。