高度情報化社会システムの基盤テクノロジー

トランジスタ、超LSI、半導体レーザ、太陽電池、液晶表示素子などの電子デバイスは、コンピュータ、家庭電化製品、産業用機器、新幹線、人工衛星、パーソナルコンピュータ、携帯電話、光ファイバ通信網を生みだし、さらにロボット、人工頭脳へと発展していく…。

エレクトロニクスを支える技術は、電気エネルギー、電気・電子デバイス、電子回路、計測制御と情報処理です。 電気電子工学科は、ハードウェアである電子デバイスからソフトウェアである情報処理まで、エレクトロニクスを総合的かつ体系的に学ぶことのできる学科です。


電気電子工学科では5分野
電子デバイス、電気エネルギー、電気・電子回路、計測制御、情報処理が学べます。

電子デバイス

コンピュータを動かすLSI、弱い電気信号を大きくするトランジスタ、赤・青・緑・黄色を発するダイオードや太陽電池は全て電子デバイスです。これらを作り出すために必要な半導体の物理、設計、作製について学びます。

電気エネルギー

現代社会の活動の源である電気エネルギーを作り出し、送り、種々の用途に合わせて変換するための技術として、電磁気学や電気回路などの基礎理論からパワーエレクトロニクス、送配電工学などの応用までを学びます。

電気・電子回路

電子機器の心臓部。トランジスタを組み合わせて、複数の信号が混合した信号から特定の信号を取り出したり、計算、プログラム実行などの機能を実現しています。電気・電子回路で実現できる機能、理論、LSI設計について学びます。

計測制御

生物で言えば、目や耳などの感覚器官から信号を受け取り、手足などの筋肉に適切な信号を送るのが計測制御の役割です。近年、ロボットなどでも計測制御の重要性が増していますが、その考え方を学びます。

情報処理

コンピュータには、単純な処理機能が用意されているだけです。これらの機能を活用し、より複雑な処理や役に立つ処理を実現するのが情報処理技術です。その仕組みやプログラミング理論について学びます。