TOP > 修了生からのメッセージ

博士後期課程

西 恵理

大阪電気通信大学大学院
医療福祉工学研究科医療福祉工学専攻
博士後期課程:2011年度入学(新川研究室所属)
現:摂南大学教員

私が博士後期課程に入学した頃,息子はまだ1歳でした。再び研究の道に入りたいという思いが高まり,大学院・育児・仕事と3足のわらじを履くことになりました。とても大変な状況でしたが,家族の理解やサポートのおかげもあり博士号を取得することができました。本研究科では,プレゼンテーションの場も多く与えられ,先生方から貴重な指導をいただく機会に恵まれています。また,論文を執筆すること,学会等で研究成果を発表することは,人生の中でも極めて貴重な経験となります。後期課程は,積極的にチャレンジして欲しいと思います。

修士課程

高濱 拓

大阪電気通信大学大学院
医療福祉工学研究科医療福祉工学専攻
修士課程:2016年度入学(藤川研究室所属)
現:東京医科歯科大学附属病院

2020年のコロナの未曾有の危機の中,東京医科歯科大学附属病院の臨床工学技士として,体外式膜型人工肺(ECMO: extracorporeal membrane oxygenation)の保守・管理の業務をおこなっています.臨床工学技士としての知識や技能および応用力は医療福祉工学研究科での研究を通して,身に付けました.医療福祉工学研究科では人の筋力を計測および評価するシステムを開発し,その汎用性を向上させるための研究に従事しました.その研究を進める中で,電気や機械,情報の工学だけでなく,人のことも学び,幅広い知識を得ることができました.この幅広い知識はしっかりとした基礎となり,今の医療従事者としての私の幹になっています.この工学と医療が直結する研究科で学べたことは非常に大きな経験となっています.


岸本 将志

大阪電気通信大学大学院
医療福祉工学研究科医療福祉工学専攻
修士課程:2007年度入学(新川研究室所属)
現:合同会社フロッグワークス代表社員

今,パソコンは一人一台の勢いでどんどん普及しています.パソコンは普通キーボードやマウスを使って操作をしますが,手に重い障害があると操作ができなくなってしまいます.私はこのような障害をもつ方でもパソコンを操作できる,カメラを見つめ首を振るだけで操作できる機器の研究を行っていました. 私の研究のように障害のある方の生活をサポートする分野では,電気電子工学や情報工学のような工学の分野はもちろん,手が使えないとはどういうことなのか,どのように不自由になるのだろうかについて医学や障害者福祉学の知識も幅広く求められます.
 医療福祉工学研究科では,名前の通り工学だけでなく医学や福祉学の知識,技術も世界の第一線で活躍されておられる先生方から濃い指導を受けることができます.大阪電通大の医療福祉といえば臨床工学技師のイメージが強いですが,福祉機器の開発を志す方にもお勧めです.


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