お知らせ・トピックス

2023.05.01

大阪電気通信大学における2024年度4月新学部「建築・デザイン学部(設置届出中)」開設、工学部建築学科及び工学部環境科学科の学生募集停止について

 学校法人大阪電気通信大学は、2023年3月25日の理事会において、「建築・デザイン学部 建築・デザイン学科(仮称)」を2024年4月に開設すべく準備を進めることを決定いたしました。
 
 現在の工学部建築学科は、伝統の電気技術、通信技術を取り込んだ建築設備学及び建築設計技術の修得などを目的とし2018年4月に開設いたしました。建設関連企業で導入が進むBIM(Building Information Modeling)などを取り入れ、製図からICTの活用まで、次世代の建築のプロに必須となるスキルを養う学びを展開しています。しかし、近年は、現実空間だけでなく、情報技術(VR、AR)によって構築された仮想空間をデザインできる、幅広い知識と技術を備えた技術者やクリエイターの育成が求められています。
 そこで、工学部建築学科の2024年度以降の学生募集を停止し、15年ぶりとなる新学部「建築・デザイン学部 建築・デザイン学科(仮称)」を開設することといたしました。新学部では、建築専攻と空間デザイン専攻を置き、現実と仮想を問わない、人間を取り巻くあらゆる空間の設計・造形と構築に関する知識と技術を学ぶ領域へと拡大を図り、これまでの建築学科の学びをバージョンアップして人間力と技術力を活かし、社会に貢献できる多くの人材を輩出してまいります。
 
 また工学部環境科学科についても2024年度以降の学生募集を停止いたします。さまざまな環境問題を解決できる人材の育成を目的とし、2011年4月開設以来、現在に至るまで、我々の生活に欠かせない「食品」や「住環境」などについて学ぶカリキュラムを設定するなど、実践的な教育を通して、卒業生を社会へと送り出してまいりました。今後は、住環境の学びは建築・デザイン学部へ、環境化学の学びは既存の工学部基礎理工学科へそれぞれ統合し、継続・発展させてまいります。
 なお、工学部建築学科及び環境科学科の全ての在学生が卒業するまで、現在の教育・指導体制を維持しながら、教育責任をしっかりと果たしてまいります。
 
 以上のように、本学園の伝統的な工学分野での学びや強みである情報教育を軸とした展開にご期待いただきますとともに、変わらぬご支援・ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
 
2023年5月1日    
                                                学校法人大阪電気通信大学
                                                   理事長 大石 利光

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