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日坂教員と研究室の学生たち

 本日,日坂研究室では,大阪電気通信大学 卒業アルバム 2025に掲載される写真撮影がありました。本年度は,研究室の写真として,コナミホールを背景として撮影しました。そのついでに,研究室のカメラでも撮影してもらいました。普段の見慣れた姿と違って,本日は皆さん,キリッとしていますね。
 後:    山﨑,新納,森,柴野,国井
 前: 鳥井,大塚,平田,日坂,澤田,今川,木下

新崎さんと坂上さん

 本日,5年半ぶりに日坂研究室を卒業した新崎さん(左)と海本研究室を卒業した坂上さん(右)が研究室を訪問してくれました。ちょうど,コロナ感染が始まり出した時に卒業したOGです。何度か研究室を訪問してくれようとしていましたが,コロナ感染の影響もあってなかなかチャンスがなく,やっと本日実現しました。学生時代とほとんど印象が変わらず,いつもの明るく元気な2人のままでした。現在,2人とも臨床工学技士として病院でバリバリ働いているようです。懐かしい同期の卒業生の写真やインスタを見ながら,2人のこの5年間のことをいろいろと聞きました。さらに,これからの将来のことを伺うと,希望に満ちた楽しい話ばかりでした。大阪近辺にはいてるようですので,また気軽に訪問してもらいたいと思います。

 本日,勤労感謝の日に医療科学科の2024年度 卒業研究発表会が実施されました。日坂研究室からは7名の卒研生が発表しました。今年は本研究室からアワード発表へのエントリーがありませんでしたが,一般発表の部にて口頭発表をし,全員,無事に発表に関しては合格となりました。少し心配な学生もいたので,こちらもホッとしました。口頭発表を審査した先生方から戴いた質問やコメントの内容を反映させながら,卒業研究論文を完成させて欲しいと思います。

MCTセンサによる豆電球フィラメントの観察

 公益財団法人JKAの2024年度競輪とオートレースの補助事業機械振興補助事業研究補助 複数年研究)にて購入したVIGO Photonics社製MCTセンサ(赤外線検出器)を熱画像計測システムに組み込み,豆電球内部のフィラメントからの赤外線画像の撮影を試みました。従来から使用していたサーモパイルと比較すると,応答速度が大幅に向上しております。今後,このMCTセンサを活用して,物質内からの赤外線計測を実施していく予定です。

イラストレーターによる図の作成

 本年度,日坂研究室には9名の学生(3年生)が配属されました。本日,第1回目の「プレゼミ」「総合医療工学実習」の講義および実習を日坂研究室にて実施しました。今回は,卒業論文や発表用要旨,発表スライドに使用する図面等をきちんと描けるようになるために,AdobeIllustoratorを用いて,基本的な作図の練習をしました。Illustoratorの使用が初めてとのこともあり,最初は各国の国旗を作成してもらうことから始めました。簡単な日本の国旗から始まり,ベトナム,コンゴ共和国,アンティグア・バーブーダなどの国旗をどんどん描いてもらいました。皆さん,きちんと国旗を調べながら,正確な国旗を描いていました。最後に,各自,お気に入りのアニメキャラクターを描いてもらい,Illustoratorの扱いに慣れてもらいました。

サーモグラフィーによる豆電球の撮影

 公益財団法人JKAの2024年度競輪とオートレースの補助事業機械振興補助事業研究補助 複数年研究)にて,研究の推進において必要なサーモグラフィー(FLIR: 高機能形熱画像カメラ)を購入しました。マクロモードにて豆電球の熱画像を撮影しましたが,既に所有しているサーモグラフィー画像より画質が飛躍的に向上しています。今後,このサーモグラフィーを用いて,表面温度の計測を実施していく予定です。

新納学生によるポスター発表

 東京大学本郷地区キャンパスにて開催された⽣体医⼯学シンポジウム2024において,本研究室の新納学生(M1)が位相差顕微鏡に関わる「MEMSプロジェクターによる円環状RGBレーザー光源を用いた撮影画像の評価」についてポスター発表をしました。初めての学会発表でもあったので,初めは非常に緊張した様子でしたが,研究者,大学教員,学生,医師などの多くの聴講者に研究内容を説明しているうちに,緊張も徐々にほぐれていたようです。75分という短い発表時間ではありましたが,今後の研究に活かせる有益なコメントを戴くなど,非常に貴重な経験をしていました。引き続き,研究を頑張ってほしいと思います。

柴野学生による口頭発表

 大阪電気通信大学寝屋川キャンパスにて開催された計測自動制御学会ライフエンジニアリング部門シンポジウム2024において,本研究室の柴野学生が「ヒトの核心温度計測に向けた赤外用光起電力モジュールを用いた物体内部の熱画像観察と温度依存性の実験」について成果発表をしました。普段は参加することがないライフエンジニア関連の学会であったため,新しい視点からの質問をされており,貴重な発表になったようです。

オープンキャンパスにおけるサーモグラフィーの説明

 2024年度第3回大阪電気通信大学オープンキャンパスが2024年8月24日(日)に開催されました。とても暑い中,多くの高校生にオープンキャンパスにご来場いただき,ありがとうございます。日坂研究室からは,「健康管理」をテーマとしたサーモグラフィーによる温度計測やパルスオキシメーター,NIRSデバイス,臨床工学技士国家試験対策アプリ(LinCo)および第2種ME技術実力検定試験対策アプリ(MeTwo)を展示し,オープンキャンパスに訪れた高校生にいろいろな実体験をしてもらいました。写真はサーモグラフィーによる熱画像計測について日坂研究室に所属する大学院生や学部生が説明している様子です。冷たく冷えたペルチェ素子に手で直接触れてもらうと,多くの高校生やそのご父母の方々は驚かれていました。ペルチェ素子の表面温度をサーモグラフィーで観察すると,電極に流す電流の向きによって,温度が高くなったり,低くなったりすることが目に見えて,興味を持たれておりました。

 2024年度フォトニクス技術フォーラム第1回研究会に出席してきました。このフォトニクス技術フォーラムは,広く新たな技術・用途を探り,関西の光技術の底上げや地域の産学の連携拡大などにつなげるために活動しています。今回の研究会では,「医療・ヘルスケアと光」というテーマで3件の講演がありました。光技術や赤外線技術を医療やヘルスケア分野に利用しようとしており,いずれの講演も興味深く,本研究室の研究においても参考となる内容が多くありました。研究会終了後には交流会が実施され,講演者や参加者間での情報交換など,非常に有意義な時間を過ごすことができました。

 日坂研究室,および株式会社セリウムにて開発してきた第2種ME技術実力検定試験対策アプリ(MeTwo)の機能を大幅に更新しました。これまで通り,動画広告を閲覧することで全ての機能を利用できますが,アプリ内課金によってバナー広告や広告動画を非表示にすることが可能となりました。また,第30回から第44回の過去15年分を収録し,収録問題数は合計1,800問となりました。問題回答にも新たに「フラグ付き問題」「不正解問題」「苦手問題」のモードも追加し,さらに回答する問題の年度を指定できるなど,使用者のニーズに合った利用が可能です。

オープンキャンパスにおける教育アプリの説明

 2024年度第1回大阪電気通信大学オープンキャンパスが2024年6月2日(日)に開催されました。2025年度から始動する健康情報科学部 医療工学専攻のアピールとして,日坂研究室からは,「健康管理」をテーマとしたサーモグラフィーによる温度計測やパルスオキシメーター,NIRSデバイスに加え,臨床工学技士国家試験対策アプリ(LinCo)および第2種ME技術実力検定試験対策アプリ(MeTwo)を出展し,訪れた高校生にいろいろな体験をしてもらいました。写真は,本研究室にて開発してきたLinCoを日坂研究室に所属する大学院生や学部生が説明している様子です。高校生やそのご父母も興味深く説明を聞き,この後,国家試験問題にチャレンジしておりました。高校生にとっては非常に難しい問題のようでした。

BISC2024でのポスター発表

 修士2年生(M2)の柴野 遼くん,および国井 響くんが2024年4月25日にパシフィコ横浜で開催されたOPIC 2024のBISC2024でポスター発表をしました。ポスター発表の会場には非常に多くの聴講者が集まり,非常に熱心に議論されていました。写真は柴野学生が「Thermal imaging inside an object using an infrared photovoltaic detector for noncontact high-speed core temperature measurement」に関するポスターを発表している様子です。国内をはじめ,海外からも多くの参加者が集っていることもあり,苦労しながら,研究成果を英語でなんとか説明しておりました。一方,昨年に引き続き,国井学生は血管内視鏡に関する「Multiple beam focusing via digital holograms for scanning lensless vascular endoscope」について発表しました。1時間30分という限られた発表時間の間に,10人以上の参加者と活発な議論をできたようです。この国際会議には,昨年知り合った他大学の学生もいたようで,お互いに情報共有しながら,非常に有意義な時間を過ごしたようです。来年も是非,この国際会議に出席し,新しい研究成果を発表して欲しいと思います。

競輪とオートレースの補助事業

 公益財団法人JKAの2024年度競輪とオートレースの補助事業機械振興補助事業研究補助 複数年研究)において,本研究室から申請しておりました「正確かつ高速・非接触に測定可能なヒト深部体温計の開発補助事業」が採択されました。研究期間は2年で,交付決定額は9,794千円です。本研究室にとっては非常に高額な研究費であります。本研究費を活用して,社会に還元できるような研究および製品の開発・評価を進めていきたいと思います。

細野教授との記念写真

 2024年3月23日(土)に大阪電気通信大学の学位授与式が挙行されました。本年度,医療科学科(医療福祉工学科含む)では72名の学生が卒業しました。皆さん,ご卒業おめでとうございます。学位授与式終了後の夕方から,有志の学生が企画した謝恩会がホテル モントレ大阪にて開催されました。美味しい料理と美味しいお酒を嗜みながら,学生たちと話をしたり,忙しかった卒業研究の中で合間を縫って楽しんだ学生たちの旅行や飲み会などの動画を見たりしながら,始終,素晴らしい雰囲気の中で謝恩会が進みました。謝恩会の最後では,学科の先生方一人一人が卒業生へのメッセージをスピーチしました。先生方からの貴重なお言葉をしっかりと胸に刻んで,新年度から新しい環境で活躍していくと思います。写真は本年度を持って退職される細野教授と一緒に撮った写真です(森,日坂,新納,細野教授)。皆さん,ほんのり赤い顔でご機嫌です。この謝恩会を企画し,実施してくれた卒業生の皆様に感謝いたします。

創立30周年・法人設立15周年記念式典

 2024年3月9日(土)に開催されました一般社団法人 大阪府臨床工学技士会 創立30周年・法人設立15周年記念式典に大阪府の養成校の来賓の1人として出席しました。大阪府のみならず関西全域からの来賓も含め,非常に盛大な記念式典として開催されました。大阪府にある臨床工学技士養成校(大学や専門学校)の教員や臨床実習でお世話になっている病院の技師長も多く出席されており,挨拶を兼ねながらいろいろな話をさせていただきました。また,祝賀会場では,本学の医療科学科(旧 医療福祉工学科)を卒業した加保君(海本研)や石村君(松村研),篠原君(長倉研)にも会うことができ,病院勤務だけでなく,積極的に技士会等で社会貢献活動や参加をしていることに嬉しく思いました。記念式典では,記念講演会や祝賀会での数々のイベントが実施され,非常に有意義な時間となりました。本式典の準備に携わられてきた多くの方々に深く感謝いたします。