現在の仕事内容
0歳からご高齢の方まで幅広い世代に、
スポーツを教えることで地域の活性化に貢献。
わたしはスポーツクラブルネサンスでスイミングコーチをしています。入社して最初の4年間は店舗に勤務していましたが、5年目からの3年間は地域活性化起業人※として北海道の道北にある浜頓別町の自治体へ社外留学しました。そこでは子どもたちにスイミングを教えたり、学生時代に本気で取り組んでいたバスケットボールの指導など、スポーツを通して地域の活性化に貢献してきました。
2024年の春からは店舗勤務に戻り、ここ札幌で水中プログラムインストラクターとして、0歳のベビースイミングからご高齢の方まで幅広い世代の方に水泳指導を行っています。
- 地域活性化起業人制度とは:三大都市圏に所在する企業と地方圏の地方自治体が、協定書に基づき、社員を地方自治体に一定期間派遣。地方自治体が取組む地域課題に対して社員の専門的なノウハウや知見を活かし即戦力人材として業務に従事することで、地域活性化を図る取組です。
入職したきっかけ
明るくアットホームな店舗の雰囲気と、
「お客様の生きがいづくり」という理念に共感。
今の仕事を選んだきっかけは母です。スイミングコーチをしていた母が、指導する子どもたちからお手紙や似顔絵をもらって喜ぶ姿を見てきたので、わたしも「大好きなスポーツと関わりながら、人に何かを教える仕事がしたい」と思うように。
スポーツ指導に関わる仕事はいろいろとあります。その中でルネサンスを選んだ理由の一つが、「お客様の生きがいづくり」という理念に共感したことです。わたしもここでスポーツ指導を通じて子どもから大人までみんなの「生きがいづくり」に関わりたいと入社を決意しました。また、店舗見学をした際に、アットホームで明るい雰囲気が自分に合うと思い、ここでなら楽しく働けると感じたのもポイントでした。
仕事のやりがい
一人ひとりの成長に役立つことが喜びに。
これからもみんなの可能性を広げられる活動を続けたい。
大人になってからスイミングを習う方がとても多く、少しでも上手に泳げるようになりたいという意欲がとても高い方ばかり。いくつになっても新しいことをはじめるのは勇気が必要ですが、みなさんアクティブで生き生きとされていて、そんな輝く姿を見ては「この仕事を選んでよかった」と実感しています。できなかったことも、継続することでできるようになります。一人ひとりの成長に役立つことの喜びは大きく、わたしもお客様のように「もっと成長しなければ!」といつも感じています。
忘れられない出来事といえば、社外留学で訪れた浜頓別町でのこと。最終日に子どもたちから、「部活を頑張れたのは澁谷先生が原動力だったから」と言われたことです。その子たちからもらった似顔絵や手紙は宝物として大切に保管しています。もっと多くの笑顔に出会うために、叶えたい夢があります。北海道は過疎地が多く、子どもたちがスポーツを楽しめる環境がまだまだ整備されていません。将来的には店舗が近くになくてもスポーツに関われる仕組みを自治体と共につくるなど、子どもたちの可能性を広げられる活動をしていきたいと思っています。
大学に入学したきっかけ
バスケットボールと健康運動指導士の勉強が、
両立できる大阪電気通信大学へ。
大学を選ぶときの条件は2つありました。1つ目は、小学校から続けてきた大好きなバスケットボールに本気で打ち込める環境があること。2つ目の理由は、健康運動指導士の資格を取得するための勉強ができること。この2つの条件を満たしていたのが大阪電気通信大学でした。
わたしは、高校時代にインターハイとウインターカップに出場し、大学も4年間バスケットボール一筋。大学4年生の時、全関西大学女子バスケットボール連盟2部に昇格するという過去にない好成績を残せました。団体競技はチームワークが大切。コミュニケーション力はもちろん、周りを見る力も求められます。バスケットボールを楽しみながらも、チームメイトの顔色や体調の変化を敏感に察知し、必要に応じて声をかけていました。ここで身につけた力は、今の仕事にも役立っています。
健康運動指導士の資格は、入学前からスポーツに関わる仕事がしたいという想いが強かったからです。この業界で働くために必要な資格だと母に教えてもらい、「絶対に取る!」と決意。大学での勉強を活かして、卒業後、無事に健康運動指導士の資格を取得できました。
印象的な大学での学び
大学で学んだ「生理学」と「機能解剖学」。
現在でも教科書を読み返し、運動指導の参考に。
大学での学びは、在学中よりも卒業してからの方がその重要さに気づかされています。大人の運動指導には生活習慣病などの理解が必要なので「生理学」の知識が求められます。スイミングにおける人の体の動きを指導するときには、「機能解剖学」が参考になります。大学時代に使用していた教科書は今も手元にあり、日々見直しては指導の参考にしています。もしかすると、学生時代よりも今の方が教科書を深く読み込んでいるかもしれません。
大学で印象的だったのは、学生と先生の距離が近いこと。当時は、スポーツクラブでの勤務経験がある先生に、「スポーツクラブで働くにはどうすれば良いか?」など、将来についての相談をしたり、業界関係者を紹介してもらったりと業界について教えていただき、人とのつながりの大切さを学びました。
受験生へのメッセージ
大学生活を楽しみながら、
将来につながる学びが得られる。
大阪電気通信大学は、卒業して実際に働いてから役立つ知識が多く、社会につながった学びを得られる大学です。将来進みたい道がある程度決まっているなら、本当に必要な知識や技術を養うことができます。
また、先生方との距離が近いのも魅力です。積極的に先生に話しかければ何でも答えてくれますし、丁寧に対応してくれます。分からないことがあれば、悩みなどの相談がしやすいので不安なく毎日を過ごせました。大学生活を楽しみながら、しっかりと将来につながる教育を受けられる。今と未来の両方を大切にしたい人に嬉しい環境があります。