TIS株式会社I T 基盤技術事業部

理想的なインフラ環境を築くために
最前線に挑んでいく

熊田 悠人さん/2017年 情報工学科卒業(兵庫県 飾磨高校 出身)

現在の仕事内容

インフラエンジニアとして
お客さまにとって最適な環境を築いていく。

現在わたしは、TISのインフラエンジニアとして、クラウドやネットワーク、サーバー等の基幹となる部分の設計や構築を手掛けています。たとえば、新システム導入にともなうサーバー構築や、仮想デスクトップ環境の整備、古くなったOSのリプレース等が挙げられます。これまでに公共や製造、商社といった幅広いお客さまに対するシステム提案を経験してきました。

わたしがいつも大切にしていることは、お客さまにより便利なものを提供すること。そのためにお客さまと直接コミュニケーションを取ったり、社内の勉強会で新しい情報を学んだり、自問自答を重ねていきながらシステムを構築しています。

コロナ禍になってからはテレワークが多く、自宅で仕事をしています。プライベートを疎かにしていると精神的にもよくないので、ワークライフバランスも大切にしながら、全力で仕事に取り組む日々です。

入社したきっかけ

上流工程から下流工程まで、
業界問わず、幅広いお客さまを支えていける。

大学3年次で就職活動をはじめる頃、当時の研究室の先輩と先生に感化されました。みんな向上心が高く、ひとつ上の先輩がたくさんの企業から内定をもらっていて、「自分も大手企業をめざそう」と決意しました。

TISは、日本を代表するIT企業のひとつとして3,000社以上のお客さまをITでサポートしています。ひとつのメーカーに就職するよりも、さまざまな業界にかかわることができ、幅広い経験を積むことができるのではないかと考えました。さらにTISは上流工程と呼ばれる設計の部分から下流工程と呼ばれる構築に至るまで、システムを開発する上でのすべて工程を担当することができます。そこにも魅力に感じて入社を決意しました。

仕事のやりがい

お客さまごとに違う開発環境
対話を重ねて最適なシステムを届けていく。

幅広いお客さまを担当している分、求められることも開発環境も違います。お客さまとコミュニケーションを重ねていきながら要件定義を行い、どのようなシステムをつくればよいのかという理想像を描きながら、お客さま仕様にカスタマイズしていきます。提案した設計について納得してもらうだけでなく、実際に利用してもらって満足いただいた時は、大きなやりがいを感じました。

IT業界では、クラウドや仮想化技術のひとつであるコンテナ等、目まぐるしく新しい技術が生まれています。これまで以上に、新しい技術を知り、使いこなすスキルを身につけることがインフラエンジニアに求められています。お客さまへよりよいシステムを届けていく。この想いを胸に最前線に挑み続けていきます。

大学に入学したきっかけ

プログラミングに興味を持ち、
専門的な知識を学べる情報工学科へ。

わたしは高校まで、ほとんどプログラミングに触れてこなかったのですが、進路を考えるタイミングで単純におもしろそうだと興味を持ちました。加えて、近年IT化が加速度的に進み、就職する上でも有利に働くのではないかという考えもありました。いろいろな大学を見ている中で、目に止まったのが情報工学科です。

情報工学科は、段階的に学べるカリキュラムで、一から情報工学の知識・技術を身につけることができ、人工知能やデータベース等、多岐にわたる学びがあります。ここでなら、プログラミングや情報工学の基礎をしっかり学修することができるのではないかと思い、入学を決意しました。

印象的な大学での学び

0から学んだプログラミング
卒業研究で筆跡鑑定のプログラムを形にできた。

プログラミング演習では、一人ひとりに演習問題と応用問題が配布され、それを先生やティーチングアシスタントの先輩たちにサポートしてもらいながら自由に取り組むことができる演習でした。それが自分の学修スタイルに合っていて、思った以上にスムーズにプログラミングの技術を身につけることができました。

演習を通して論理的思考とアルゴリズムを学んだおかげで、卒業研究では、自分で筆跡鑑定のプログラムを組むこともできました。タブレットを用意して、特定の文字を誰かに登録してもらい、本人が書いたのか、他の人が書いたのかを見分けるプログラムで、他の人がいくら真似して書こうとしても識別できるように、書いている時間や座標もプログラミングで判断しています。将来、セキュリティの分野で役に立つものにしたい、その想いで試行錯誤を重ねたことで、似せて書いた文字は、ほぼ100%で区別できるところまで品質を高めることができました。

さらに、情報工学科では、班に分かれてのグループワークも豊富で、いろいろな人とコミュニケーションを図ることができました。その他の授業でも席が指定されていないことが多いので、いろんな場所で講義を受けながら、近くに座っている学生とコミュニケーションを取りながら情報共有を行っていました。たくさんの人と交流できた経験がいまの仕事にも活きています。

受験生へのメッセージ

自信を持たせてくれる環境が
想像以上の世界を拓いてくれる。

情報工学科は、情報工学を一から学んだとしても、授業をしっかり受けていければ確実に実力をつけることができる環境です。自分でプログラムを組むことができる力は、他大学の学生にも負けない大きな強みです。わたしもその経験を自信として持って就職活動に臨んだことで、いまの会社でシステム開発に携わることができました。みなさんもここでたくさん学び、自信をつけてください。そしてその自信をしっかりアピールしてください。きっと、想像以上の自分に出会えると思います。