社会のあらゆる分野でICT(情報通信技術)の活用が進められている現在。
IoTやAI、ドローンなど、革新的な技術を取り入れた、今までになかった建築の時代が始まっています。
ここでは、ICTを活用した最先端の家づくりを紹介しましょう。
安全・簡単にドローンで建物を点検!
建築でドローンが活躍するシーンが増えています。これまで困難だった屋根や高層の建物の点検も、ドローンにカメラを搭載し、簡単かつ安全に品質のチェックが可能になります。
閉じるインターネットを活用して便利で気がきく住まいに
人、モノ、住宅がインターネットにつながるIoT時代の住まいは、AIスピーカーを通じて家電や住宅設備を制御。また、センサーを用いて居住者や災害直後の住宅の安全性も確認できます。
閉じる3Dスキャナーで家をまるごと読み取る
建てた後、完成時の図面がなくても、3Dスキャナーがあれば大丈夫。家まるごとを3Dスキャンでき、図面データを簡単に取得できます。改修やリフォームに役立ちます。
閉じる家づくりは、デジタル・3次元の時代へ
コンピュータ上に建築する建物の立体モデルを再現するBIM、3Dの複雑なデザインも短時間で可能にするコンピュテーショナルデザインなどが、さまざまな建築に取り入れられています。
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建てる前も、
建てた後も活躍する
BIMに注目!
今、建築分野で注目されているBIM(Building Information Modeling)とは、コンピュータ上に、建てようとする建築物の立体モデルを再現するもの。この3次元の立体モデルに情報を付与し、企画、設計、施工、維持管理などのあらゆる情報を一元で管理できる「プラットフォーム」になります。建築業界を変えていくツールとして期待されています。
BIMは、ここがすごい!
完成した建物を
わかりやすくイメージできる
BIMなら、設計時に完成形の建物モデルを見ることができます。プロジェクトに関わるすべての人がイメージを共有しやすく、専門家ではない建物のオーナーも設計内容に対する意見や要望を言いやすくなります。
いつでも、どこでも
同じ建物の情報を取得可能
BIMが優れている点は、データベースとしてさまざまな情報が網羅されている点です。施工時も、誰もがどこからでもリアルタイムに同じ建物の情報にアクセスできる点がメリットです。
建物のメンテナンスにも
威力を発揮する
BIMのメリットを最大限に活かせるのが、建てた後の維持管理です。各部材の耐用年数や部品番号などのほか、点検の結果もすべてデータベース化できるため、竣工後のメンテナンスも効率的に行えます。