学生時代は自転車で全国を旅行、今は健康のために散歩をしています。スマートフォンのGPS機能を使って歩いたコースを記録し、毎回違うコースを計画するのが楽しくてモチベーションになっているそう。
ロボット開発には、的確に動作させる技術や各機能を組み合わせて、システムとして駆動させるソフトウェア技術が重要なカギを握ります。
升谷研究室ではプログラムによって自律して動くロボットや遠隔操縦ロボットシステムなど幅広いテーマで、ロボットシステムの可能性を探っています。
升谷研究室では長年「RoboCup」と呼ばれる自律型ロボットの大会にODENSというチーム名で参加し、好成績を残すべくプログラミングやシステム開発の性能を高めています。
ヒト型ロボットによる「RoboCupサッカー」では、キックやキーパーの動作改善、複数のロボットのコンビネーション力の向上などの目標に向け、ソフトウェアのブラッシュアップを重ねています。また生活の中で人間と協働するサービスロボットの能力を競う「RoboCup@ホーム」では、音声による対話や人体の認識、家庭内環境下での走行といった課題に挑戦中です。
升谷研究室では開発したオリジナルソフトウェアも公開し、参加する仲間を増やして大会のさらなる活性化につながればと考えています。
遠隔操縦型ロボットシステムについては、災害現場での利用を想定した救助ロボットシステムの実装につながる研究を進めています。「World Robot Summit」に参加し、災害現場のシミュレータの中で遠隔でレスキューロボットを操縦。トンネル事故災害現場での消火活動、人命救助などさまざまなタスクを達成する競技に挑戦しました。
升谷研究室の学生たちは、実際のロボットアームをミニチュア化したようなコントローラーや、災害現場をドローンから見るような視点で再現するAR映像など、独自のインターフェースを開発しメディアからも注目されました。
コンピュータソフトウェアは、誰でもその気になればつくれる時代になりました。
これからはロボットも、メーカーが提供する専用の機能を持った製品から、ある程度汎用的なハードウェアをユーザー自身がニーズに合わせてカスタマイズしながら使うという動きが進むかもしれません。そんなときに、ロボットのさまざまな機能を統合するミドルウェアが重要な役割を担います。
升谷研究室では、ロボット用のミドルウェア「ROS」を活用する研究も手掛けています。カスタマイズされたロボットが家族の一員になる日は、意外に近いかも知れません。
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