MORITA Koji
総合情報学部 ゲーム&メディア学科 特任講師
映像技術 / 音響技術 / オンライン配信システム
映像・音響技術者

ルービックキューブが好きで、1段×3列の初級版から2段×2列、3段×3列など各種所有。標準タイプの3列×3段なら3分で完成できるように。また、ベランダでのいちご栽培もほっとする時間で、毎年収穫が楽しみです。

ライブ配信の実践を通して
映像コンテンツ制作に必要な能力を磨く

テレビ・ラジオ・SNS・動画配信サイトなど、映像コンテンツを配信するメディアはどんどん増えつつあります。その中の1ジャンル「生放送=ライブ配信」のプロフェッショナルである森田特任講師は、ライブ配信の実践に取り組む学生をサポートしています。

テレビ・ラジオ制作会社で経験した
生放送だからこその面白さ

森田特任講師は、テレビ・ラジオ制作会社でプロの技術者として番組づくりに関わってきました。特に数多く専門的に携わったのが、さまざまな野球・サッカー・競馬といったスポーツの生中継です。生中継は撮り直しができず、リアルタイムで視聴者が番組を見ているというところがドラマやバラエティ等との大きな違いです。視聴者側が流れるように試合を追えるのは、解説や実況の音声に合わせた選手の顔のクローズアップ、ファインプレーのスロー再生、アップと俯瞰のスイッチ、試合のダイジェストなどがあるからです。

スタッフは試合の先を読みつつ、どの映像が要求されるかを考えながら再生映像やダイジェスト用の映像をあらかじめマークし、お互いの役割が重ならないよう「次に何を映すのか」を意識して動きます。責任が大きいぶん、再生やダイジェストの映像を現場担当者が自由に編集できるため、生放送ならではの醍醐味も味わうことができます。

森田講師の指導のもと、解説や実況の音声に合わせた選手の顔のクローズアップ、ファインプレーのスロー再生など生中継の配信を体験する学生たち
会場全体を俯瞰するカメラや、選手の表情を追うカメラ。さらに競技を終えた後のインタビューなど5台のカメラをうまく切り替えて、見ごたえのある生配信を作り上げてゆく

新スポーツ・トリッキングバトルの大会を
学内プロジェクトに参加した学生16名で生配信

プロの技術者として活躍経験のある森田特任講師の指導の下、学内プロジェクトに参加した学生16名がスポーツ大会のライブ配信に挑戦しました。配信したのはトリッキングバトル。武闘や格闘技の動きに体操やダンスの動きを融合させた新しいスポーツです。

参加学生は、事前にカメラ操作を徹底マスターし、当日は5カメ体制で臨みました。初心者が陥りがちな「全てのカメラが目立つところばかり撮る」ことを避け、視聴者が見て大会の全体像がわかるように、カメラの切り替えなどスイッチング等のサポートは森田特任講師が担いました。

現在の映像を撮りつつ、「次に何を撮るのか?」インカムでディレクションの指示を聞きながら、常にその先の展開を考える。現状把握と先読みを同時に行い、臨機応変に役割分担を行う。生配信に必要な能力は社会人に求められる資質ともいえそうです。

トリッキングバトル会場の様子
大きなモニターに映し出される配信動画によって、誰もが競技中の選手の表情や技のスローモーションを楽しめる

テレビの歴史は生放送からスタート
新たに派生した「ゲーム実況」というジャンル

テレビ創生期はほぼ全ての番組が生放送でしたが、録画技術により生放送と完成パッケージに分岐。さらなる技術進化で、今は誰もが視聴者であり配信者でもある時代です。
時間制限のない環境から、「ゲーム実況」という新しい生放送が誕生し人気です。今後も技術と環境の変化が映像のあり方を変えていくでしょう。

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