FUJITA Takahiro
総合情報学部 デジタルゲーム学科 教授
大学院 総合情報学研究科 デジタルゲーム学コース 教授
メディア・プロデューサー
プランニング&プロデュース / メディアコンサルタント / イベント・プロデュース

子供の頃から音楽が好きで、学生時代までバンド活動(主にロック)をしていました。社会人になってからは忙しくて遠ざかっていましたが、最近はオヤジバンドでドラムを叩いています。

人を楽しませる=エンタテインメントに
ソフト・ハードの両面からアプローチ

「何か楽しいことないかな?」と、常に求められているエンタテインメント。けれども実際にエンタテインメントを創り出し、楽しんでもらうことはとても難しいこと。
メディア・プロデューサーとして活動する藤田教授は、想像力を駆使してプロデュース能力を高める指導をしています。

感動・ユーモア・スリル……
人の多様な気持ちを知り、理解する

「人を楽しませる」ためには、まず「人」とは何かを知る必要があります。これがエンタテインメントの出発点です。人と積極的にコミュニケーションを取り、「人はどんな時にどんな気持ちになるのか」を理解することが必要です。ひとくくりに「エンタテインメント」と言っても、感動・ユーモア・スリルなど、いろいろな感情が関わってきます。こうした感情が起こるシチュエーションも冒険・恋愛・勝負など多種多様。さらに受け手の年齢や好みなどによって、表現のアプローチ方法も変化します。

エンタテインメントのコンテンツを創る側は、想像力を駆使してターゲットにどんな感情になってほしいかを考え、心を揺さぶる要素をコンテンツに盛り込んでいかなくてはなりません。つまり、クリエティブな作業は、心理学の延長線上にある、とても奥が深くて繊細な仕事だといえるでしょう。

メディアコンサルタントとして、スタジオの設計や監修を手がける
メディアコンサルタントの仕事は主に企業や自治体からの依頼で大規模施設内のメディア設備全体のプランニングから、スタジオ設計・監修・完成後のメディア運営まで幅広いプロデュース能力が求められる

ゼロからの創造で最も大切な能力は
イマジネーション!

コミュニケーションや人の心を深く理解する力は不可欠ですが、実際にゼロからプランニングを行う際に最も大切な能力は、想像力=イマジネーションです。既存の視野や思考に留まることなく、イマジネーションを働かせて、さまざまな方向から物事をフレキシブルに見つめることが鍵となります。

藤田研究室=イマジネーション・プロデュース研究室では、「何をプランニングするのか」「誰に伝えるのか」「どうやって伝えるのか」「どんな方法が効果的か」ということをソフト・ハードの両面から、多角的かつフレキシブルに考察します。

たとえば、動画やゲームコンテンツの制作課題では、常に想像力を膨らませて、コミュニケーション能力を高めながらグループワークで取り組みます。企画会議から制作・発表・プロデュースまでの全プロセスを体験することで、実社会でのプロジェクトワークをシミュレーションできます。

企画会議で学生にプロデューサーのノウハウを伝授する
「何をプランニングするのか」「誰に伝えるのか」「どうやって伝えるのか」「どんな方法が効果的か」など、企画内容やターゲットについてさまざまな角度からプロデュース方法を検討する

物事の「エンタメ化」が進む中で
プロデュース能力はますます重要視される!

IT技術の進化やメディアの融合により、学習や健康づくりなども「エンタメ化」しつつあります。あらゆる物事がエンタメ化すると、ソフト面では映像コンテンツやイベント、ハード面ではネットワークから施設全体などと連携してプロデュースのターゲットは無限大に拡がります。
藤田研究室では、想像力を鍛えて感性に訴えるエンタテインメントをプロデュースできる人材育成を目指しています。

お問い合わせ

各種取材や研究に関することなど、
お気軽にお問い合わせください