工学部環境科学科

幅広いフィールドで、地球と人類が直面する環境問題に挑む。

わたしたちの身のまわりの生活や地球の環境について学びます。豊かなくらしのための健康・食品技術(バイオ化学)、大気・水の浄化や創・蓄エネルギーのための機能性材料の開発(エコ化学)、それらを地球環境に配慮して最適に統合するシステム化技術(エネルギー機械)を3つの柱として実践的教育を行い、人々の未来に役立つ人材を育成します。

将来の活躍フィールド

あらゆる環境技術分野へ

  • 食品・製薬会社など化学系製造業
  • 環境・リサイクル分野
  • 機械系・電気電子系分野
学びの分野
食品
バイオ
エネルギー
化学
機械
情報
電気・電子

もっと知ろう!環境科学科

ベリーベリープロジェクト

ポリフェノールの機能分析を進め、健康成分「機能性ポリフェノール」を多く含むベリー系植物を栽培し、その実を使用した商品開発を行っています。栽培には地域の方々に協力していただき、開発した商品は学内ベンチャーの「株式会社ベリーらぼ」から販売していきます。

ベリーベリープロジェクト

もっと知ろう!環境科学科

カフェラボプロジェクト

総合科目「地域連携ボランティア入門」と連携して、「古いものを愛でる、大切にする」をコンセプトに、使われていない大学内の古い研究室や備品をリメイクし、懐かしさ漂うカフェにリノベーションする活動に取り組んでいます。大学祭やテクノフェア等のイベントにおいて、憩いの場を提供します。

カフェラボプロジェクト

学びのポイント

  • ポイント01 食品系

    バイオ化学コース

    植物や微生物の生産する物質を使った新しいバイオマテリアルの開発や、健康食品の開発等に関わる知識や技術を学びます。

  • ポイント02 エネルギー系

    エコ化学コース

    化学エネルギーを電気に変換する新型二次電池や環境浄化に使われる光触媒等について、それらを構成する物質を開発できる知識と技術を学びます。

  • ポイント03 エネルギー系

    エネルギー機械コース

    自然エネルギーを電気に変える発電技術と、得られたエネルギーの有効利用技術等に着目し、それを実現する各種機械のシステムについて学びます。

学びのステップ

4ステップの実学教育とは?

1年次環境科学を学ぶための基礎を修得

「地球環境の物理」、「地球環境の化学」、「環境社会学」等の特別基礎科目を修得することによって、環境科学の基礎を身につけ、学びの動機づけを行います。また実験・演習を重視したカリキュラムを通して、専門科目を学ぶための基礎的な学力と技術を体験的に修得します。

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2年次食品とエネルギーについて幅広く学ぶ

環境科学科の3コース(エコ化学、バイオ化学、エネルギー機械)に対応する基礎を学びます。環境問題の解決への技術対応には、複数の学問分野にまたがる広範な知識と技術が必要です。特に、化学と機械工学について幅広い知識を身につけ、視野を広げるとともに専門分野を学ぶための基礎を固めます。

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3年次コースに分かれ、専門性を深める

本格的に3コースに分かれ、専門分野を深く学びます。また学びの成果を可視化するため、資格取得を推進しており、カリキュラム外で有志の学科教員による資格支援講座を行っています。(eco検定や国家試験である公害防止管理者試験)

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4年次卒業研究を通して実践力を身につける

各コースに応じた研究室に所属し、卒業研究を進める過程で、技術者・研究者としての実践的な能力を養います。学内の研究発表会や学会発表を通して、成果を論文にまとめる能力、プレゼンテーション能力、情報収集する習慣、新しい課題に取り組む手法等を体得します。

就職

資格 取得できる資格
  • 高等学校教諭一種免許状(理科/工業)
  • 中学校教諭一種免許状(理科/技術)

※履修状況等により、在学期間内に4免許すべての要件単位を修得することは難しい場合があります。

取得をめざす資格
  • 公害防止管理者(水質関係第一種)
  • エネルギー管理士
  • 気象予報士
  • eco検定(環境社会検定試験®)
  • CAD利用技術者

カリキュラム

カリキュラム

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学科内容

授業紹介

バイオ化学実験

生き物をつくる重要な物質、「生体分子」のメカニズムを探る。

タンパク質やビタミン等の「生体分子」と呼ばれる物質を分析する技術を学びます。さらにX線装置を用いた分子レベルでの構造解析や成分分析を行い、データ処理の方法についても学修します。

エコ化学実験

さまざまな物質や材料の合成法、特性評価、分析法等、講義の内容とリンクした実験を行います。実際のモノに触れて反応を目で確かめることで、理解度を高め、応用力を身につけることをめざします。

エネルギー機械実験

エンジンや発電機といった、各種エネルギー機械の仕組み・扱い方を実験の中で学びます。実験データの整理から考察、報告書の作成まで自分たちで行うため、エネルギー機械に関する理解がぐんと深まります。

研究室紹介

資源工学研究室

「わける」技術を用いて環境や食を探究する。

濁った水をきれいにする。もろみから醤油をつくる。何の関係もないように感じるこの二つの工程には、ある共通点があります。それは「わける」という操作。濁って見える水にはとても小さな固体が含まれています。その固体を凝集剤という化学物質で大きな粒子にし、ろ過することで水がきれいになるのです。一方、醤油は固体・液体が混ざったもろみを搾り、液体を分離してつくられます。この研究室ではこうした「わける」技術をテーマに、凝集剤のメカニズム探究や食品系分離の新プロセス開発を実践。環境や食にかかわる問題の解決をめざしています。

流体工学研究室

人の生活と切っても切れない「エネルギー」や「水」「空気」を科学する。

発電や洪水調節等、生活を便利にするダム。その一方で、水をせき止めることによる環境への影響が問題視されています。この研究室では、その解決策として、滞留したダムの水を循環させる装置を産官学で共同開発し、実際のダムで効果検証に取り組んでいます。また、梅の凍霜害(極度の低温で作物が生育不良になる被害)防止を目的とした暖房装置開発も進行中。送風と暖房をミックスした新形式の装置で、和歌山県の梅林にて毎冬試験を行っています。水や空気といった「流体」を軸として、環境に関する学びを広げられる研究室です。

先輩の声

内定者Voice

環境科学科 4年

商品開発に携わり、新たな飲料を世の中に。

3年次にはベリーベリープロジェクトに参加し、ラズベリーを使った飲料の開発に挑戦。商品をつくる難しさ、楽しさを経験しました。いまは、卒業研究として化合物の合成に取り組んでいます。扱っているのは、HIV感染症に効果のあるEFdAという物質。他の研究者が開発した手順に沿って、自分で合成を行っています。EFdAの合成は、ひとつの通過点。完成したものをベースにさまざまな類縁体(似た構造を持つ物質)を合成し、性質を調べることが目標です。この研究で得られる有機合成の知識や観察力は、就職先の飲料メーカーでも必ず役立つと考えています。食品・飲料業界は3年次のプロジェクト参加以来、ずっと興味のあった分野。学科での多様な学びを活かし、新たな商品の開発をめざしていきます。

卒業生Voice

在学中に得た知識が、現在の業務に、直結している。

有機化合物を合成して、液晶ディスプレイやプラスチックの製造に使われる化学製品を生産しています。自分が実際にかかわった製品が、メーカー企業を通じて一般のユーザーのみなさんに届くことに「モノづくり」のやりがいを感じますね。在学中に学んだ有機化学の知識は、現在の業務に直結する実践的なノウハウだったので、いまでも役に立っています。今後は、新製品の開発につながる新しい設備の導入にもかかわっていきたいです。

共栄社化学株式会社 生産本部

2015年 環境科学科 卒業
[兵庫県 尼崎小田高校 出身]

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