2024.02.07 総合案内

RPWheelプロジェクトチームがCYBATHLON Challenge2024に出場し、Pick-upなど3つのバリアをクリアしました

2月2日(金)、寝屋川キャンパス アクティビティホールにてRPWheelプロジェクトチーム(プロジェクトマネージャー:工学部電子機械工学科 鄭聖熹教授)がCYBATHLON Challenge2024 Wheelchair Raceに出場しました。
 
CYBATHLONは障がい者の能力拡張を目指して先端技術を競う国際大会で、4年に1回行われています。次回は、今年10月にスイスのチューリッヒでの開催を予定しており、その様子は世界中のメディアに中継されます。
 
今回のCYBATHLON Challege 2024は、同大会のチャレンジ大会として本番と同じチューリッヒで実施され、各チームと中継して同時に競技を実施。当日は公式HPからLive Streamで中継されました。
 
この競技に参加するにはCYBATHLONの審判員によるバリア等競技の厳しいチェックや撮影、中継状況確認などJapan Hubとしてのすべての条件をクリアしなければなりません。Japan Hubのマネージャは電子機械工学科 小川勝史准教授が務め、審査員が開始前に入念にチェックを行い、無事クリアしました。
しかしながら、テクニカルチェックでの練習で電動車いすが故障してしまったため、2つ目のバリアを棄権し、4つあるバリアのうち、3つのバリアの挑戦となりました。
 
当日はパイロットの小倉トシキ氏(パナソニック交野)によるレースを2回行いました。
 
対戦相手はスイスの強豪チーム。教職員が見守る中、1回目のレースが開始されました。
1つ目のバリアは難なくクリアし、3つ目のバリアでは人に見立てた障害物を避けながら進み、順調にクリアしました。4つ目のバリアは1.5リットルの水の入ったペットボトルを持ち上げて机の上に置くのですが、電動車いすに搭載されたアームにとってはかなり重たく、あえなく失敗。会場には落胆の声が挙がりました。
 
パイロットの小倉氏も大変悔しそうにしており、2回目のレースまでのインターバルで何度も学生と操作確認を行いました。ポイントはいかにアームをペットボトルに垂直に挟むかと引き上げる角度で、教職員が見守る中、時間ぎりぎりまで何度も繰り返し操作していました。
 
2回目の対戦相手は1回目と同様のスイスチーム。すべてのバリアをクリアしています。
カウントダウンが始まると、観覧者たちは息をひそめてスタートを待ちます。
レースは、1回目同様、1つ目と3つ目のバリアを難なくクリア。
最後の関門はペットボトルです。繰り返し練習した操作を思い出し、何度も角度を確認します。時間をかけ、思い描いた角度でペットボトルを挟むとゆっくりとアームを上げ、机の上にペットボトルを置いて、バリア成功となりました。
 
競技終了後のインタビューでは「子どもが生まれた時ぐらいに緊張した」と小倉氏が答え、会場を沸かせていました。
 
その後も小倉氏と学生たちで次回の世界大会に向けての反省や改良点などが話し合われました。
 
RPWheelプロジェクトチームは、2024年10月の世界大会への出場を目指しています。より高性能の電動車いすを開発すべく、ご支援ご協力をいただけると幸いです。
 

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