工学部建築学科3年生の山本伊武輝さんが、令和3年 二級建築士試験に見事合格しました。
建築士法一部改正により、令和2年の二級建築士試験から受験資格における実務経験が問われなくなり、一定の指定科目を修め所定の学校を卒業すれば、受験可能になりました。県立の専門高校建築系学科を卒業した山本さんは受験資格を有しており、令和3年 二級建築士試験に挑戦しました。
令和3年の学科試験合格率は41.9%で、学科試験に合格すれば受験できる設計製図の試験合格率は48.6%。学科・設計製図の試験ともに1回で合格できるのは23.6%という、建築系大学卒の社会人でも中々突破できない難関の試験です。しかも今年の設計製図の合格率は昨年より約5%もマイナスだったそうです。
山本さんは、昨年1月より毎日3時間欠かさず勉強を続け、3年生ながら7月の学科試験に合格。続いて9月に行われた設計製図試験に見事合格し、12月に合格通知が届きました。
今回の二級建築士試験合格について山本さんは「本学の二級建築士取得第1号に必ずなる!という気持ちで、毎日資格取得の勉強を続けました。スクールのテキストをひたすら独学でこなすだけではなく、日々の設計実習、建築計画、構造などの授業は資格取得に大いに活きました。今後は一級建築士取得を目指して引き続き頑張ります」と合格の喜びを話してくれました。