RPwheelプロジェクトチームが2月2日(金)に開催された『CYBATHLON Challenge 2024』Wheelchair Raceの報告会を2月29日(木)に寝屋川キャンパスで開催しました。
CYBATHLON(サイバスロン)は障害者の能力拡張を目指して先端技術を競う国際大会で、4年に1回行われています。次回は、今年10月にスイスのチューリッヒでの開催を予定しており、その様子は世界中のメディアに中継されます。『CYBATHLON Challenge 2024』は、同大会のチャレンジ大会として、本番と同じくスイスのチューリッヒと各チームのローカルハブで開催。当日は本学チームを含む10ヵ国から20チームが参加し、各国とリモートでつなぐことで同時に競技を行い、競技の様子は公式HPからLive Streamで中継されました。
今回学内で行われた報告会では、まず初めにプロジェクトリーダーの工学部電子機械工学科 鄭聖熹教授より『CYBATHLON Challenge 2024』の概要と出場までのプロセスについて、日々の実験・活動の様子から、チームのプロモーションビデオの制作の裏側などのさまざま紹介がありました。
続いて同学科 小川勝史准教授よりCYBATHLON Challenge Japan Hubのセットアップ、競技当日の様子について詳細の説明がありました。
その後、RPwheelプロジェクトチームが制作した機体『RPwheel24-PT』の本体設計および支援デバイス設計(メカ設計)について杉本良太さん(同学科4年)から、また電源ユニット及び操作パネル設計(電装設計)について長谷川大翔さん(同学科4年)からそれぞれ説明がありました。
杉本さんと長谷川さんは、「今回のCYBATHLON Challenge 2024へ向け、さまざまな部品やバッテリーを新たに開発しました。前日のリハーサルで機器トラブルなどに見舞われる場面もありましたが、急遽調整や部品取替を行いなんとか本番を迎えることができました。次のスイス大会へ向け、クリアしなければならないタスクが多くあるので、良い結果を残せるよう頑張ります」と意気込みを語ってくれました。
最後は塩田邦成学長・兼宗進副学長兼工学部長からプロジェクトチームへの激励の言葉で報告会は幕を閉じました。本学は、これらの活動を通じて今後も技術の力で障害を持つ人の移動と未来をアシストしていきます。
◆RPWheelプロジェクトチームでは、2024年10月の
スイス行われる世界大会への出場を目指しています。より高性能の電動車いすを開発すべく、ご支援ご協力をいただけると幸いです。
プロジェクトリーダー:工学部電子機械工学科 鄭聖熹
連絡先:s-jeong@osakac.ac.jp