電気電子工学科では「株式会社きんでん」の協力のもと、企業連携講座「送配電工学」を開講しています。この連携講座では、企業で働く専門家から専門知識に加え実務での応用とのつながりを学ぶことを目的としています。

11月17日（金）の講座では、建築電気設備の設計や施工の専門家である北村康一氏による「屋内電気設備」に関する講義を行いました。また、講義では専門知識の教授に加えて、本学OECUイノベーションスクエアの電気室の見学を行いました。

講義では、北村氏より「屋内受変電設備のしくみ」や「受変電設備機器と図記号」というテーマのもと、さまざまな装置や単線結線図などを写真やデータを用いてわかりやすくご講義いただき、学生たちは熱心にメモをとり聞き入っていました。

次に、演習問題として“事務所ビルを新築する際の変圧器容量の算出”が出題され、学生たちは頭を抱えながらもこれまでの学修内容から応用し、答えを導き出していました。

その後、実際の受電設備に使用していた機器（除去品）を使いながら北村氏より説明が行われました。

最後に、OECUイノベーションスクエアの電気室の見学を行うと、日頃見ることのできない電気室に学生たちは興味津々の様子でした。

参加していた学生は「いつも通う大学の電気室を見ることができて興味深かったです。将来、電気技術者になりたいので電気主任技術者試験に合格できるようしっかり勉強していきます」と話してくれました。

電気電子工学科では、現場での知識・技術を熟知した企業や各学会との連携した学びを展開しています。大学での学びと実社会のつながりを体験し、幅広い知識と実践力を身に付ける活動に今後も取り組んでいきます。