2019.08.27
工学部環境科学科の中田研究室が、一庫ダム(兵庫県川西市)にて深層曝気装置の能力評価実験を実施しました
本学の工学部環境科学科の中田研究室の大学院生と学部4年生が、2019年8月5日(月)から8日(木)にかけ、兵庫県川西市の一庫ダムにて、湖底の水中酸素の不足を防ぐ水質保全設備「深層曝気(しんそうばっき)装置」の能力評価実験を行いました。
本実験は、2017年に締結した独立行政法人水資源機構木津川ダム総合管理所との共同研究協定(深層曝気装置の効果的な運用に関する共同研究)に基づき、一昨年・昨年の比奈知ダムに引き続いて実施されたものです。
今年は、深層曝気装置の能力向上を目指し、水中に供給する空気の酸素濃度を変化させて水中への溶解量を計測するなど、同機構・一庫ダム管理所からの支援(受託調査研究費)によって新しい試みが行われました。 実験には、中田研究室の学生6人(大学院生1人、卒研生5人)が実験に参加しました。
連日、強い陽射しが照り付ける厳しい環境下でしたが、湖面上で巧みにボートを操作し、装置に供給された空気の酸素や湖水の酸素の濃度などを計測しました。
これらの結果は、大学院や卒業研究の成果の一部ともなり、研究と教育を融合した取り組みとなっています。