医療福祉工学研究科 │ 教育基本3方針(ポリシー)
2024年度入学生用
研究科設置の目的
医療福祉工学研究科は、医療、福祉及びリハビリテーションの各分野に展開しうる工学技術の基礎及び応用を教授研究するとともに、社会生活の質向上に向けて、当該分野で活躍できる専門的な人材を育成することを目的とする。
アドミッション・ポリシー(医療福祉工学研究科統一の入学者受入れ方針)
医療福祉工学研究科は、医療、福祉およびリハビリテーションの各分野に展開しうる工学技術の基礎及び応用を教授研究するとともに、社会生活の質向上に向けて、当該分野で活躍できる専門的な人材を育成することを目的としています。このため、次のような入学者を求めています。
【博士前期課程】
- 生命科学の基礎知識を有し、医学や工学の応用技術を体系化して学べる学習基盤を有している者。
- 生体医工学、医療工学、福祉工学、健康運動科学、リハビリテーション科学の分野において関心を持ち、高度な専門家を志す強い意志を持つ者。
- 正しい倫理観を持ち、医療福祉工学の学術領域において、研究活動に必要な基礎コミュニケーション能力および情報収集能力を有し、主体的な研究活動を行う意欲を持つ者。
【博士後期課程】
博士前期課程の受入れ方針を基本に、博士前期課程で専攻した分野における専門的な知識・技能を有し、さらにそれを高めて高度の研究能力と豊かな学識を形成し、自立した研究者を志す意欲と情熱をもった入学者を求めます。
カリキュラム・ポリシー
医療福祉工学研究科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる要件を修得させるために、以下の方針に基づき教育課程を編成します。
【博士前期課程】
- 生命科学を基礎とした融合分野である医療福祉工学領域において、学内外で実施される教育プログラムを受講する特別講義を設置します。本講義は世界的な視野を持ち、新規分野の開拓者になることを目的としています。
- 高度に専門化された医療福祉工学の学術領域において、実践の場で活用しうる生体医工学、医療工学、福祉工学、健康運動科学、リハビリテーション科学に分野別された専門科目群を設置します。
- 多岐にわたる関連領域で通用するプレゼンテーション能力を身につけるため、特別演習を設置します。プレゼンテーション能力は、専門性が異なる複数の本専攻所属教員により指導・評価します。
- 指導教員の指導のもとに特定の課題について研究する特別研究を設置し、専門者としての倫理観および研究能力を育む機会を提供します。
【博士後期課程】
生体医工学、医療工学、福祉工学、健康運動科学、リハビリテーション科学を包括した「医療福祉工学特殊研究」を設置し、研究者として医療福祉工学の学術領域における問題発見と解決手段の具体化と実践力および強い倫理観と高度な研究能力を育むための研究指導を行います。
ディプロマ・ポリシー
医療福祉工学研究科は、医療、福祉およびリハビリテーションの各分野に展開しうる工学技術の基礎及び応用を教授研究するとともに、社会生活の質向上に向けて、当該分野で活躍できる専門的な人材を育成することを目的としており、次の能力を修得した者に対してそれぞれの学位を授与します。
【博士前期課程】
専門者として、次の能力を修得した者に対して「修士(工学)」の学位を授与します。
- 生命への尊厳、科学に対する真摯な姿勢、高い倫理的意識と社会に貢献する意志を持ち,集団で問題解決に挑むことができる社会性を有していること。
- 生体医工学、医療工学、福祉工学、健康運動科学、リハビリテーション科学の分野において、実践の場で活用しうる専門的知識と技術を修得していること。
- 同じ専門分野や関連する領域の研究者に対して研究成果を公表し、相互に理解を深めるためのコミュニケーション能力とプレゼンテーション能力を有していること。
【博士後期課程】
研究者として、次の能力を修得した者に対して「博士(工学)」の学位を授与します。
- 当該分野において深い学識を持ち、高度な実験技術とデータ分析能力を有していること。
- 国際的な視野を持ち、自らの研究成果を発信する能力とそれを学術論文として公表できる能力を有していること。
- 当該分野のみならず、グローバルに諸問題を発見し、解決する能力を有していること。
- 生体医工学、医療工学、福祉工学、健康運動科学、リハビリテーション科学の分野において、相互に議論できるバランス感覚と強い倫理観を持ちリーダーとして活躍できる能力を有していること。