工学部環境科学科

プロジェクト型の学びで問題解決力を養成食品・エネルギー・住環境の未来を拓く

わたしたちの生活に欠かせない「食品」や「住環境」などについて学ぶカリキュラムを設計。実践的な教育を重視し、化学や物理、数学、情報の知識を土台にして社会で活きる専門性を磨いていきます。「持続可能な開発目標(SDGs)」についても広く学び、さまざまな環境問題を解決できる人材を育成します。

将来の活躍フィールド

あらゆる環境技術分野へ

  • 食品・製薬会社など化学系製造業
  • エネルギー関連業界、住環境設備設計・工事
  • 機械系・電気電子系分野
学びの分野
食品
化学・バイオ
エネルギー
電池
機械
情報
電気・電子
住環境

もっと知ろう!環境科学科

大きな成長のきっかけを与えるプロジェクト型の学び

住環境および食品の分野を軸に、学生が主体となるアクティブな学びを展開しています

カフェラボプロジェクト

総合科目「地域連携ボランティア入門」と連携して、「古いものを愛でる、大切にする」をコンセプトに、使われていない大学内の古い研究室や備品をリメイク。懐かしさ漂うカフェにリノベーションする活動に取り組んでいます。活動の一環として、京都にある古い建築物のリノベーション事例や歴史的建造物を見学する等、学びの場はますます広がりを見せています。

もっと知ろう!環境科学科

”環境科学科で「食」のスペシャリストへ”
食品衛生管理者および食品衛生監視員の養成施設です。

食品衛生管理者とは

厚生労働省管轄の国家資格であり、食品衛生法によって定められた特定の食品加工や添加物製造を行う事業所において施設ごとに配置しなければいけない有資格者のことです。施設内での衛生管理を徹底するとともに、従業員に対しても衛生教育を適切に行うことが求められます。食品衛生法のスペシャリストとして、保健所とも協力しながら食中毒の防止を行う等、食品衛生全般に係る業務に従事します。

【さらに詳しく】

製造や加工の過程で特に衛生上の考慮を必要とする食品を製造する工場で選任する必要があります。一例として、ハムやベーコンなどの食肉加工食品や、乳製品の加工食品、油脂の加工食品などの製造工場や放射線照射食品を扱う工場などで選任の必要があります。

食品衛生監視員とは

厚生労働省管轄の国家資格であり、一例として全国の主要な海・空港の検疫所において、輸入食品の安全監視および指導(輸入食品監視業務)、輸入食品等に係る微生物検査と理化学検査(検査業務)、検疫感染症の国内への侵入防止(検疫衛生業務)の業務に従事します。

【さらに詳しく】

カロリーベースで約6割を輸入食品に依存している日本では、輸入食品なくして我々の生活は成り立たない状況となっています。輸入食品については、その安全性確保の観点から、輸入業者に対して輸入届出の義務が課せられており、届出を受け付けた厚生労働省検疫所では、食品衛生法に基づき適法な食品等であるか食品衛生監視員が審査や検査を行うことにより、水際の第一線で輸入食品を監視しています。

食品衛生管理者および食品衛生監視員の資格要件

都道府県知事の登録を受けた食品衛生管理者の養成施設において所定の過程を修了した者等

※所定の課程を修了とは?

学科で指定する以下科目の修得など

分析化学/化学1/有機化学1/有機化学2/化学2/無機化学/生物化学/生化学/食品化学/食品化学実験/微生物学/食品微生物学実験/食品製造学/公衆衛生学/食品衛生学/放射線化学/高分子化学/衛生統計学/食品工学/空気調和・冷凍工学/生活化学実験

将来の就職先イメージ

食品衛生管理者:食品メーカー(商品開発部門や品質管理部門)など
食品衛生監視員:国家公務員(検疫所)・地方公務員(保健所)など

動画で分かる環境科学科

もっと知ろう!環境科学科

環境分野における社会課題の解決に挑戦

SDGsの達成に貢献する研究活動を展開しています

ダム・貯水池における水質保全の取り組み

本学科の中田研究室では、2017年度よりダムの水質調査と、湖底の水中酸素の不足を防ぐ水質保全設備「深層曝気装置」の能力評価実験に取り組んでいます。この実験は、2017年に締結した独立行政法人水資源機構との共同研究協定(深層曝気装置の効果的な運用に関する共同研究)に基づいた受託研究として実施されており、2020年には兵庫県川西市の一庫ダムで実験が行われました。研究室所属の大学院生と学部4年次生が参加し、一般に水質が悪化しやすい夏から秋までの期間を対象に、深層曝気装置に供給する空気の酸素濃度を通常より高くすることによって、酸素が水に溶解する量がどの程度増えるのかを調査。その結果をもとに、湖底の酸素不足を防ぐ新しい方法等の提案につなげていきます。SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」の実現にも貢献する研究で、社会にとっても学生にとっても大きな価値のある活動となっています。

環境科学科 × ICT

環境科学科で体験できる、先端的なICTの教育・研究を紹介します

ディープラーニングを学び、
食と住環境のスマート化に対応する力をつける

環境科学科の学びの柱である「食」と「住環境」は、AIにより将来大きく変わると考えられています。最新のICTの進化を「食」にまつわる実務に落とした「フードテック」もすでに立ち上がっており、10年後には家事労働をサポートする家事・調理AIマシンが身の回りに幅広く普及していると予測されています。そのAIを支えているのが、人間の手を使うことなくAI自らが学習を行う「ディープラーニング」の技術。環境科学科では「ディープラーニング入門」という授業を開講し、基礎から活用法までわかりやすく解説します。

将来的にはAIエージェントがわたしたちの生活に浸透。「AIハウス」が登場し、人々の幸福なくらしを守る存在となります。

音声指示だけで動作する自動調理器や自動開閉カーテン等、住環境はますます便利で快適に。

学びのポイント

  • ポイント01

    食品・住環境等くらしをトータルに学ぶ

  • ポイント02

    理数系の知識を基礎からサポート

  • ポイント03

    資格取得にも対応したカリキュラム

※2019年5月に食品衛生管理者および食品衛生監視員の養成施設として許可されました。

学びのステップ

4ステップの実学教育とは?

1年次環境科学を学ぶための基礎を修得

化学と物理を主とした理科系科目と数学の基礎およびコンピュータリテラシーを修得することによって、環境科学の基礎を身につけ、学びの動機づけを行います。また実験・演習を重視したカリキュラムを通して、専門科目を学ぶための基礎的な学力と技術を体験的に修得します。

つぎへ

2年次食品から住環境までの基本を広く学ぶ

環境科学科の基幹科目である食品から住環境に対応する幅広い基礎を学びます。環境問題の解決への技術対応には、複数の学問分野にまたがる広範な知識と技術が必要です。特に、食品と住環境について幅広い知識を身につけ、視野を広げるとともに専門分野を学ぶための基礎を固めます。

つぎへ

3年次食品衛生管理者・他の資格に対応する専門性を高める

所定の科目を修得すれば、卒業時に食品衛生管理者および食品衛生監視員の資格が得られます。また、インテリア製図などの住環境に関する実践的な科目や、管工事施工管理技術検定試験の実務経験年数が軽減される優遇もあります。

つぎへ

4年次卒業研究を通して実践力を身につける

研究室に所属し、卒業研究を進める過程で、技術者・研究者としての実践的な能力を養います。学内の研究発表会や学会発表を通して、成果を論文にまとめる能力、プレゼンテーション能力、情報収集する習慣、新しい課題に取り組む手法等を体得します。

就職

資格 取得できる資格
(所定科目の単位取得が必要)
  • 食品衛生管理者
  • 食品衛生監視員
  • 高等学校教諭一種免許状(理科/工業)
  • 中学校教諭一種免許状(理科/技術)

※ 履修状況等により、在学期間内に4免許すべての要件単位を修得することは難しい場合があります。

取得をめざす資格
  • 公害防止管理者(水質関係第一種)
  • G検定(ジェネラリスト検定)
  • 2次元CAD利用技術者
  • 3次元CAD利用技術者
  • 2級管工事施工管理技士
  • 第二種電気工事士
  • ITパスポート
  • 基本情報技術者
  • 第三種電気主任技術者(電験三種)

※受験に際して実務経験が必要。所定科目の単位修得により、実務年数が軽減されます。

カリキュラム

カリキュラム

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学科内容

授業紹介

食品化学実験

生体中の構成分子の分離や生理活性化合物等の分析技術を学ぶ

食品中の有効成分や有害物質の生体への影響評価は重要な技術です。本実験では生体中の構成分子の分離や生理活性化合物の一般的な分析技術を学ぶとともに、X線装置等を用いた分子レベルの構造解析も行います。

化学実験

さまざまな実験を通じて物質・材料への理解度を高め、応用力を身につける

さまざまな物質や材料の合成法、特性評価、分析法等、講義の内容とリンクした実験を行います。実際のモノに触れて反応を目で確かめることで、理解度を高め、応用力を身につけることをめざします。

住環境設計演習

各種のツールを用い、快適な住環境の実現をめざす

室内空間を快適にするための間取りや各種家具、空調機器等のレイアウトを、CADソフトを用いて設計します。その他、熱気流解析ソフト等も用い、住環境設計のための各種ツールの基本操作と効果的な活用法を学びます。

空気調和・冷凍工学

省エネルギー化が進む空調や冷蔵・冷凍の技術を実用的な観点から学ぶ

商業用・家庭用設備として欠かせない空調や冷蔵・冷凍の技術は、近年ますます省エネルギー化が進んでいます。その基本と最新技術を実用的な観点から学び、店舗・住宅設備設計に役立つ知識を修得します。

研究室紹介

資源工学研究室

「分ける」技術を用いて環境や食を探究する

濁った水をきれいにする。もろみから醤油をつくる。何の関係もないように感じるこの2つの工程には、ある共通点があります。それは「分ける」という操作。濁って見える水にはとても小さな固体が含まれています。その固体を凝集剤という化学物質で大きな粒子にし、ろ過することで水がきれいになるのです。一方、醤油は固体・液体が混ざったもろみを搾り、液体を分離してつくられます。この研究室ではこうした「分ける」技術をテーマに、凝集剤のメカニズム探究や食品系分離の新プロセス開発を実践。環境や食にかかわる問題の解決をめざしています。

化学生物学研究室

食品に含まれる「機能性物質」の謎を追う

「健康な心身は健康な食事から」といいますが、実は食品の機能性が証明されている例はそう多くありません。なぜ健康にいいのか、何が効いているのか。それがわかれば、食品の力で健康寿命を延ばすことも可能になります。そこで本研究室では、食品に含まれる成分・機能性物質が健康に与える効果の化学的・科学的な証明に取り組んでいます。化学・生物の両方を横断する分野のため、さまざまな分析手法や機器を駆使して幅広い知識・技術が身につき、成長を実感できます。身近な食品が研究対象であり、その応用・実用化をイメージしやすい点も魅力です。

食品の機能性解析、食品加工、食品衛生に関する研究/食品ゲルの物性と構造解析/水環境を守る(きれいな水をつくる)分離技術に関する研究/食品工業で使われる装置の開発/省エネ型伝導性ナノ複合材料の開発/農作物の防霜技術に関する研究/環境負荷の少ない機能性材料の作製と電池などへの応用/高性能二次電池用有機電極材料の分子設計と合成/津波・避難・都市火災や半導体・氷形成などのシミュレーション/ダム湖の水質保全設備の開発研究/排水の再生・浄化技術の開発/自然エネルギーの開発/住宅の省エネルギーに関する研究

先輩の声

株式会社大気社 内定
「実物に触れ、手を動かす授業で
モノづくりへの関心が深まった
Microsoft® Office Specialist取得
株式会社王将フードサービス
営業サポート部 衛生管理課
お客さまに安心・安全を届けたい
2019年 環境科学科 卒業
(京都府 西城陽高校 出身)

さらに詳しく知りたい方はこちら!

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