2月5日(土)から4月3日(日)、本学大学院総合情報学研究科デジタルアート・アニメーション学コース「リーヴィング・アース Leaving Earth」展をホテル アンテルーム京都 GALLERY9.5で開催します。
私たちはこの2年間、日常生活のなかでも、仮想空間を様々なかたちで用いるようになってきました。
メタバースという言葉も頻繁に耳にするようになり、2022年のトレンドワードとして、一般的に扱われるようになりました。
リモートやオンラインでの表現活動で精錬された2年間が新たな可能性を拓きました。
それにより感染症が収束したとしても後戻りすることはあり得ないという現実を「過去への決別とまだ見ぬ別次元の宇宙への旅立ち」と捉え、リーヴィング・アース Leaving Earthを展覧会名とします。
どこにいても、互いにコミュニケーションを取れる状況に私たちはあります。
それでも自身の居場所、心の拠り所、アイデンティティの在り処を求めて生きています。
ヴァーチャルな空間で何を体験できるのか、私はだれなのかを探す旅で考えたことをアウトプットとして見せる場所になろうかと思います。
ナガタタケシ(トーチカ)、山路敦司による、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリによる『星の王子さま』(内藤濯訳、岩波書店刊)を原作とした物語をAR(Augmented Reality・拡張現実)技術を用いて体験する作品群。
空間と別の空間の「間にあるもの」を変質させることでそれらの空間をつなぐことを主題に、主に写真を素材とした絵画、インスタレーション等を制作している金村仁が複数の作品を出品します。土井寿明、于 碩は3DCGアニメーションや情報技術を用いた作品を中心に、個々の成果をご高覧いただければ嬉しいです。
【作品鑑賞にあたって】
本展は、ARやVR技術を使った作品群をメインに、スマートフォンやタブレットおよびVRゴーグルを使いながら作品鑑賞いただく展示構成となっております。
一部の作品では、お手持ちのスマートフォンなどを使いながら鑑賞いただけます。
あらかじめ「Instagram(インスタグラム)」アプリをダウンロードしたうえでご来場ください。
スマートフォンほかをお持ちでない場合や、「Instagram」アプリをダウンロードできない場合は、会場にて観賞用のタブレットをお貸しいたします。ホテルフロントまでお申し出ください。
▼「リーヴィング・アース Leaving Earth」展 開催概要
会 期:2022年2月5日(土)~4月3日(日)10:00-21:00
出展作家:金村仁、ナガタタケシ(トーチカ)、山路敦司、土井寿明、于 碩、細川開渡
会 場:ホテル アンテルーム京都 l GALLERY9.5
京都府京都市南区東九条明田町7番
主 催:ホテル アンテルーム 京都、大阪電気通信大学大学院総合情報学研究科デジタルアート・アニメーションコース学
協 力:halken LLP, Twelve Inc.
【1Day限定展示イベント】
日 時:2月19日(土)13:00〜17:00※時間は現在調整中
場 所:ANTEROOM BAR
参加作家:土井寿明、于 碩
当日限定で3DCGアニメーションや情報技術を用いた作品の展示を行います。