「異常を検知するテクノロジー」と題し、下記のとおり特別講演会を開催いたします。製造装置計測データ、あるいは気象データから AI を活用して故障や災害の予兆を捉え、社会に貢献する最前線のお話をして頂きます。興味をお持ちの先生方や学部学生・大学院生の聴講を歓迎いたします。
大阪電気通信大学エレクトロニクス基礎研究所および九州大学応用力学研究所は「持続可能な発展のための国際基礎科学年(IYBSSD)」に協力しています。
日時:2022年7月20日(水)17:00〜18:30
教室:大阪電気通信大学 寝屋川キャンパス J号館 J-503教室 (オンライン併用)
7月20日追記:新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点より、
本講演はオンラインのみで実施することが決定しました。
下記 URL より参加申し込みをお願いいたします。
主催:大阪電気通信大学 エレクトロニクス基礎研究所
共催:九州大学 応用力学研究所
協賛:日本結晶成長学会
1.製造装置の異常を検知して装置保全に利用
講演者:古屋 正 氏(株式会社東京システムリサーチ)
概 要:食品製造の工場において製造装置の保全を計画的に行うことは、機会損失を最小にするためにも大変重要です。従来は装置の特性から規定された時間を基準にした計画や、保全係がセンサーデータを分析し状態を予測して計画していたが、昨今はセンサーデータから状態を判定するAIを利用することも増えています。このAIを利用した保全に関する課題とその解決アプローチについて紹介します。
2.気象などの異常を検知して防災や危機管理に利用
講演者:矢口 裕介氏(株式会社 Spectee)
概 要:近年、頻発、激甚化する災害に対して、より効果的・効率的に対応していくためには、新たなテクノロジーを積極的に活用していくことが重要となります。2020年には内閣府が防災対策におけるテクノロジーの活用を進めるための施策を検討するタスクフォースを2月に設置し、同年6月に議論の踏まえたとりまとめが発表されています。Specteeが取り組む AI による防災・危機管理とはどのようなものなのか。また、これからの防災×テクノロジーはどのように発展していくのかについてご紹介いたします。
世話人:阿久津典子(大阪電気通信大学 先端理工学専攻)
連絡先:nori@phys.osakac.ac.jp
TEL 072-824-1131