10月6日、今年8月に実施した復興支援活動の実施報告会を行ないました。はじめに活動を行なった経緯について説明がありました。
この活動は学生の意識の盛り上がりからスタートし、夏休み期間を利用して学生25名と教職員8名の計33名が被災 地で活動しました。8月6日〜8月9日、岩手県宮古市を中心とした地域にて宮古市災害ボランティアセンターの指示による支援活動や、宮古市内の小学生との 交流などの活動を行ないました。また、「被災地の復興を何とか手助けをしたい。漁業を再開する手助けをすることが町の復興への第一歩である」という思い で、被災地の漁業協同組合へ沿岸漁業用の和船三隻を贈呈しました。これからも引き続き被災地支援を行なっていきます。
報告会に出席した福田理事長から「災害復興など日本がこれから良くなるために、若い学生さんの力ですばらしい活躍 をしていただいたご苦労に感謝します」と慰労の言葉がありました。続いて参加した学生からボランティア作業の実体験や感想など写真を交えながら報告があり ました。
リーダとして参加した辻君は「全員の安全、情報伝達、士気向上に気を配りつつ、インターフェースをうまくとるため グループを編成し作業を進めました。学んだことは避難所で会った人たちの生の声を聞いて、反対に自分を励まされたことです。日々の生活の中で自分自身を磨 き練ること」と謙虚に振り返っていました。
また、紅一点で参加した下さんは「活動の中で現地の人は力強く生きていることに感動した。これからも心のケアが必要と感じました。これによりいろんな人と出会えてお話しもできて有意義でした」との感想でした。
ほかの学生からも順次報告がありました。「すでに5ヶ月が過ぎもう何もない空き地を見ているとむなしさを感じまし た」「巨大な瓦礫の山を見ると津波の恐ろしさをリアルに感じました」「除草作業中にどこからか流れてきたお正月に買ったであろう袋餅を見たとき心が痛みま した」。
「皆が協力して活動すれば早く復興できるので、これからもこういった活動を重視したい」「近い将来起こるとされて いる東南海地震にどう対応したら良いか教訓になりました」「人とのつながりを大切にし、コミュニケーションを図って社会に貢献できる人になりたい」などの 感想と報告がありました。
更に災害に負けない人間の力強さとチームワーク作りに「大災害を風化させない」誓いもありました。「被災地の方々 の明るさ、たくましさを知って自分自身ががんばらなくてはいけないと思うほどに元気付けられました。子どもの元気の良さや笑顔が自分にパワーももらったよ うです」。気軽に「ご苦労さん」と声をかけていただいてとても感激しました。
最後に石井先生から「大学が主導してボランティア活動ができ学生の皆さんの参加と努力に感謝します。得るところがたくさんあったと思いますが、これからの活動の源にして欲しい。この活動ができたのは多くの皆さんの支援、協力があったためと感謝します」と挨拶がありました。
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