2012.11.26総合案内

ダム水門の研究が(独)水資源機構理事長賞を受賞

日本五大河川のダムを建設してきた(独)水資源機構が管理する室生ダム(奈良県宇陀市)の巨大な水門(総重量100ト ン)を対象にして、足利工業大学・阿南景子准教授(平成14年に本学で工学博士取得 指導教授・石井徳章)と本学石井研究室が共同で平成23年12月に振動実地調査を行いました。

ダムに設置される巨大な水門はある適当な条件下で激しいフラッター振動を引き起こす固有の特性を有していますが、 調査の結果、室生ダムの水門は全く振動を引き起さない安全な水門であることが判明。そこで、動的に安全である旨の「認定書」を本学と足利工業大学が平成 24年3月に同機構に贈呈しました。それを受けて同機構・木津川ダム総合管理所室生ダム勤務の藤田正樹氏(機械担当)が平成24年度技術研究発表会(11 月20、21日開催)で発表した結果、約100件の発表の中で最優秀の理事長賞(3件)を受賞しました。振動の発生を懸念して日本のどのダムでも微小放水 してはいけない規則になっているのが現状ですが、「実証実験を踏まえて微小放水を可能とする室生ダムからの提案」が高く評価されました。本学を起点とした 長年の研究成果が全国的に実用化される段階にきています。

本学石井研究室出身で現在同機構・長良川河口堰管理所に勤務している佐藤茂希さん(平成22年度院修了)と瀧内泰博さん(平成23年度院修了)も今回同時に理事長賞を受賞。新人の受賞は過去に例のない快挙です。

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