工学部環境科学科下前昌洋さんが「公害防止管理者試験」に全科目合格しました
昨年10月6日に実施された公害防止管理者試験を本学から12名の学生が受験しその結果、下前昌洋さんが水質関係の中で最も難易度の高い「水質関係第1種公害防止管理者試験」に全科目合格し、資格を得ることができました。他に受験したうち4名が科目合格しました。
水質1種は公害総論、水質概論、汚水処理特論、水質有害物質特論、大規模水質特論の5科目に合格する必要があり、受講生の中で下前さんが全科目合格しました。
2008年度より始めた資格支援講座は、環境科学科の榎本教授、川口教授、湯口准教授、齊藤准教授がボランティア で課外講義を約60回(1コマ=90分/回)開講し、資格取得をバックアップしています。同学科の多くの学生が「水質関係資格」にチャレンジしており、第 4人目の合格者となりました。
3月13日(木)、福田理事長、橘学長に合格の報告を行い、福田理事長からは表彰状と記念品が贈られました。合格 した下前さんは「大変難関の試験だったが、先生方のポイントを得た指導で要点が理解でき勉強しやすかった。これからは、この資格を有効に活かせる仕事をし たい」と抱負を話していました。また、資格取得を目指している後輩達へ「たくさんの問題に取り組むことにより知識が広がることが合格のポイント」とアドバ イスがありました。
≪参考≫
公害防止管理者とは
大気汚染、水質汚染、騒音・振動、粉じんなど工場から噴出される「公害」について、未然に防いだり、汚染状態の測 定を実施したりする国家資格で、試験の合格は難関とされています。製造業、電気供給業、熱供給業ばい煙、粉じん、汚水、騒音、振動などを発生させる工場 (特定工場)には必ず公害防止管理者が選任されています。
資格の種類には「大気関係第1種〜4種」、「水質関係第1種〜4種」、「騒音・振動関係」、「特定粉じん関係」、「一般粉じん関係」、「公害防止主任管理者」、「ダイオキシン類関係」の13種類があります。
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