12月1日(月)大阪府和泉市の大阪府立産業技術総合研究所で開催された『ものづくり設計試作支援工房開設記念セミナー』で、橘邦英学長が「3D技術を活用した新しいものづくりの可能性」をテーマに、基調講演を行いました。
ものづくり設計試作支援工房とは「3Dプリンタ」「3D切削加工機」などを装備し、企業からの受託研究や技術相談に応ずる施設です。
橘学長は講演で、まず3D造形について歴史、種類、3D積層造形法の特長を紹介しました。また、全身のフィギュアをつくる「3Dスキャナ+3Dプリンタの使用例」をはじめ、金属3D造形の応用例も詳しく解説し、「アイデアを考えれば将来、新しい分野や3D構造での新しい機能など、さらなる発展が期待できる」と述べました。
そして、講演のまとめとして、橘学長は次の7点を挙げ、「これらを理解して、新しいものづくりにチャレンジしていただきたい」と締めくくりました。
◆新しい3D造形技術によって、製作できる形状に対する制約がなくなった。
◆少量多品種あるいはオリジナルなモノの製作が容易である。
◆材料や精度についても、3D技術は向上していく。
◆どのように作るかより、何を作るかを考える時代がきた。
◆新しいアイデア(コンセプト)を形にできる。
◆産官学連携の枠組みの構築と活用が有効。
◆データの保護(著作権等)、倫理的規制の必要性。
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