9月12日(土)、一般公開イベント「SICE WEEK 2015」(公益社団法人計測自動制御学会主催、大阪電気通信大学共催、国立天文台協賛)が、大阪電気通信大学寝屋川キャンパスで開催されました。
「天文学・天体観測と計測制御技術」をテーマに、最先端の技術的話題から一般向けの話題までを扱った講演会や、小中高生を対象にした天体望遠鏡・ロボット工学の体験教室も企画されました。また、講演のテーマとなったTMT(Thirty Meter Telescope、次世代超大型望遠鏡)の動く模型が展示されました。
計測自動制御学会では、啓蒙活動の一環として、学会の活動と計測制御に関わる技術をPRし、一般の方々に親しみを持ってもらう催しとして、年に一度「SICE WEEK」を開催しています。
【講演1】:「TMTがもたらすイメージング技術の革新」高見英樹先生(国立天文台)
【講演2】:「現在の天文学の課題とTMT」青木和光先生(国立天文台)
午前の講演では、現在進行中の世界の超大型望遠鏡3台の計画と望遠鏡の大型化の歴史が紹介され、この中で日米など5ヵ国が2023年完成を目指してハワイ島マウナケアで進めているTMTについて、詳しく解説が行われました。TMTは「河口湖から富士山(距離15km)を見て、1mmのものが識別できる」性能を持ち、完成すると「天体が生まれる様子を解き明かしたり、太陽系外惑星の生命の存在を探ることができる」と、高見先生と青木先生はTMTにかける期待が大きいことを語りました。
【体験1】:望遠鏡を作って、夜空を観察してみよう!
松尾太郎先生(京都大学)の指導で屈折式望遠鏡を作りました。
この体験教室には小中高生30人の申し込みがあり、J号館1階のラウンジは家族を含めると50人以上の参加者で埋まり、家族ぐるみで望遠鏡づくりに取り組む姿が見られました。
【体験2】受動歩行ロボットを付くってみよう!
衣笠哲也先生(岡山理科大学)の指導で、10人の小中高生が、モータを使わずに重力をうまく使って坂道を歩くロボットづくりに挑戦しました。
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