日刊工業新聞社主催の「第18回キャンパスベンチャーグランプリ大阪」で金融経済学部資産運用学科の学生4人が奨励賞と努力賞を受賞しました。
◆奨励賞
中山直樹さん、家村英和さん
プラン名:「LifePen」
◆努力賞
瀧裕一さん、寺澤大樹さん
プラン名:「シュリーフェルネン(眠気除去装置)」
日刊工業新聞社が主催する「キャンパスベンチャーグランプリ」は、日本の次代を担う若者の人材育成と新産業の創造を目的とした教育事業プロジェクトで、1999年の大阪大会からスタートし、今年で18年目を迎える伝統あるビジネスコンテストです。
1月23日(月)にはANAクラウンプラザホテル大阪で表彰式が行われ、中山さん、家村さん、瀧さんが出席しました。
★「LifePen」とは(家村さんのコメント)
“身近にあるものを変化させよう”をテーマに、「ペン」に着目しました。“メモを取る”という行為は日常的に行われていますが、その時どうしても「ペンと紙」が必要になります。私たちは、その「紙」をはぶき、「ペン」だけに出来ないか、と考えました。ペンで書いた内容を自動でパソコンやスマートフォンに保存できる、という電子ペンはすでに開発・販売されていますが、それらには、ペンとは別に読み取り機や受信機といった付属品が必要となります。そこで、読み取り機(測距カメラ)をペンのキャップ部分に内蔵することで付属品をなくし、本当に「ペン」だけにしたのがこの「LifePen」です。キャップ内のカメラをペン先に向けることでカメラがペン先の軌道を読み取り、文字に変換して本体ディスプレイに表示し、Bluetooth機能を使ってスマートフォンなどに転送します。LifePen一つでいつでもどこでも気軽に書くことができるという、今までの電子ペンにはなかった持ち運びやすさ、使いやすさが特徴です。
★「シュリーフェルネン(眠気除去装置)」とは(瀧さんのコメント)
近年バスやトラックなど、長距離ドライバーの居眠り運転による事故が多発しています。眠気覚ましの食品や飲料は多数ありますが、脳への伝達は“におい”のほうが速いため、においで眠気を除去しようと考えたのが「シュリーフェルネン」です。ドライバーが眠気を感じると、胸ポケットなどに入れたコントローラー(受信機)が眠気検出装置からの信号を受信し、マスクもしくはピンマイク型の端末が液体を散布し、においを発生させます。液体が入ったカートリッジは、ペパーミント、ジャスミン、ヤードム(タイで有名な眠気覚ましなどに用いる嗅ぎ薬)など数種類用意し、好みに合わせて付け替えることもできます。眠気検出装置は現在数社による開発が進んでおり、2〜3年後には商品化が見込まれています。「シュリーフェルネン」は付随商品として、同じタイミングでの普及を想定しています。
※シュリーフェルネンはドイツ語で眠気除去を意味しています。
作品について解説してくれた2人は、「このように大きなコンテストに参加し、受賞できたことはとても良い経験になりました。先生にたくさんアドバイスをいただいたおかげです」と、喜びを語るとともに、指導担当の永島道芳教授に感謝の意を表しました。
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