パーキンソン病友の会の「SOSカード」のデザイン改良について提案した伊藤光さん(総合情報学部デジタルアート・アニメーション学科倉地研究室4年生)に、「全国パーキンソン病友の会広島支部」より感謝状が届き、3月14日(火)、大石利光学長による表彰が行われました。
伊藤さんは、あるテレビ番組で、パーキンソン病患者が緊急時に周囲の人たちに協力を求める「SOSカード」の存在を知り、そのデザインに改良の余地があると考え、自身の卒業制作の一環として取り上げました。
既存のカードのデザイン面における問題点を指摘した上で、配色のコントラストの調節、書体の統一、情報の優先順位の明確化などの改善を行い、より視認性や可読性に優れたデザイン案を作成しました。
また、カードの携帯方法についても、現状使用されているネックストラップに加え、より安全なアクリル名札や腕章を使用することや、カード以外にカバンなどにもつけられる缶バッジやステッカーを制作することについて提案しました。
友の会との数回にわたる協議を重ね、より利用者のニーズを満たしたデザインがこの1月に完成し、全国共通で使用するカードとして、各都道府県の支部に提案するはこびとなりました。
そして伊藤さんの卒業に合わせたこの3月、この取組みが今後国内15万人のパーキンソン病患者の安心と安全の心の支えになるとして、感謝状が贈られました。
伊藤さんは、「SOSカードの役割を考慮した上で、意味のあるデザインを考えました。少しでも全国の患者の助けになれば」と語り、大石利光学長は、「デザインによる立派な社会貢献だ」と、伊藤さんの取組みを賞賛しました。
kuralab.(クララボ) -ヴィジュアルデザインゼミ 伊藤さんの記事はこちら
ロボットからIT、ゲーム、医療まで多種多様な学び。
めざす専門分野のスペシャリストとして、未来を切り開ける人へと成長してください。
産業界・官公庁の方々との連携によってさらに広がる学びの世界。実社会に根ざした実のある学びで、即戦力をめざします。
次世代テクノロジーへの学びが詰まった「寝屋川キャンパス」、医療・健康・スポーツ分野の「四條畷キャンパス」をご紹介します。
PAGE
TOP