7月12日(水)、13日(木)にグランフロント大阪で開催された「Embedded Technology West 2017/組込み総合技術展 関西」に、総合情報学部情報学科の南角研究室(南角茂樹教授)が出展しました。すべての人・モノ・コトがつながるIoT時代を迎え、組み込み技術の重要性と将来への期待がますます高まっている現在、この展示会はこれからの成長分野を支えていく重要な技術にフォーカスし、あらゆる産業で求められている双方の最先端テクノロジーとソリューションを提案する場とし、シナジー効果の創出を目的としたものです。来場者数は2日間で6,420人でした。
南角研究室の今回の出展は、これまで研究を続けているテーマ「REMON(Real time Embedded MONitor) on ARM Cortex M-3」に加え、新たな提案となる「マルチタスク環境における優先度利用wait-free排他制御方式の提案」を発表しました。南角研究室では、今後実装と評価を進め、従来の手法と応答速度の比較を行っていきます。
ブースには企業の技術者などが多数訪れ、南角研究室の学生たちは積極的に説明や意見交換を行っていました。
また、13日のテクニカルセッションでは、ET Westの実行委員長も務める南角教授が「最後の砦!組み込みソフトウェア実装品質における勘所」と題して講演しました。南角教授は「シミュレーターでは動作するが、実機ではシステムダウンしたり、正しく動作しなかったりするようなソフトウェアの課題」について、不具合事例を紹介しながら解説しました。受講者数は企業の技術者を中心に135人でした。
2日間にわたり大勢の来場者が訪れ、学生たちにとって、自身の研究内容を深め、企業や他大学の方々と交流を図る貴重な機会となりました。また南角研のOBも20名以上訪れるなど、OBとの交流の場ともなっています。
なお、会場でも配布された7月12日付の電波新聞では、「ET West2017」開催にあたっての南角教授の挨拶文が掲載されています。
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