3月4日(月)、メカトロニクス基礎研究所が主催、日本実験力学会機械の流れ分科会が共催する「流れと分離・抽出に関する講演会」を駅前キャンパスで開催しました。
講演会では、地球環境対策として省エネ型のCO2の分離回収が期待される「CO2選択透過膜」や、マイクロリアクターへの適用が期待される「異相交互流れ」の現状と今後の展望などについて、ご専門の先生お2人からご紹介いただきました。
メカトロニクス基礎研究所所長を務める本学工学部機械工学科の小笹俊博教授による開会挨拶の後、株式会社ルネッサンス・エナジー・リサーチの岡田治代表取締役社長・工学博士が「CO2選択透過膜の開発とその応用」と題して講演されました。
続いて大阪府立大学の武藤明徳教授が「異相交互流れの化学プロセスへの適用」についてお話され、最後に日本実験力学会機械の流れ分科会の主査を務める、本学工学部環境科学科の高岡大造教授が閉会の挨拶を行いました。
参加者の皆さまは熱心に耳を傾け、化学プロセスの中で幅広い分野での応用が進められており環境・エネルギー問題やモノづくりに対する重要な技術としての脚光を浴びてきている「分離・抽出」について、理解を深められたようでした。