5月5日(日)、神奈川県川崎市で「Cybathlon Powered Wheelchair Japan Series」が開催されます。大阪電気通信大学では、高大連携の新たな試みとして、本学工学部電子機械工学科の鄭聖熹教授および小川勝史講師の研究室、大阪電気通信大学高等学校の教諭2人でチームを構成し、初出場します。
Cybathlon(サイバスロン)大会は、障がいを持つ方が選手となり、先端科学技術を駆使したアシスト機器を使って、日常生活に必要な動作でさまざまなバリアーを乗り越えることを競う6種目で構成された国際競技大会です。技術者と、技術を操縦する「パイロット」と呼ばれる障がいを持つ方は、開発の段階から協力してレースに挑みます。
2016年に第1回大会がスイスで開催され、2020年に同じくスイスで2回目の大会が開かれる予定です。
スイス大会に先立ち5月5日に開催される川崎大会は、電動車いす部門(Powered Wheelchair Race:電動車いすレース)の大会として世界で初めて日本で開催されます。
今回は対戦チームが全8チーム(海外3チーム、日本5チーム)で、本学からは高大連携として、鄭研究室と小川研究室、大阪電通高の教諭でチームを組み出場予定。パイロットはパナソニック交野の方にご協力いただきます。
さらに数社より有志のご協力で、出場に向けた完全自作の電動車いす「RPwheel」を製作。また(株)リモデルハウス(大平富義代表、本学OB)さまよりご支援いただいたバリアを使用し、練習を重ねてきました。
これまでになかった日本初のイベントですので、連休中、ぜひご家族で足をお運びいただき、大阪電通大チームを応援してください。(※観覧は無料ですが、事前登録が必要です)
なお、本プロジェクトは「RPwheel project」として、大会終了後も引き続き高大連携プロジェクトとして活動していく予定です。