四條畷キャンパスで5月13日(月)、大学での学び方スキルの定着・向上を目指すミニ講座「講義マスターへの道」および「トレーニング講習会」を、本学硬式野球部と女子バスケットボール部を対象に開催しました。
講座はスポーツ強化センターが主催し、「読み」「書き」「聞く」「ノートの取り方」と4つのテーマに沿って実施することで、学生の皆さんをサポートする取り組みです。
この日はまず「聞く」をテーマに、総合学生支援センターの大西理恵子特任准教授が講座を担当。3つの「きく(聞く・聴く・訊く)」の違いや、授業にしっかりと耳を傾けるために必要なことなどを説明しました。
また、人が集中できる時間を示した「15・45・90の法則」や、必要な情報に選択的に注意を向ける「カクテルパーティ効果」などを紹介したほか、2人が同時に話しているとき、片方の話している内容を学生たちがしっかりと聞き取ることができるかなどのワークを通して、「授業中に余計な刺激が入ってくることもあるが、教員の声に意識を向けることが大切。さらに手を動かしてメモを取ることで授業に興味を持ち、“訊く”ことに繋がる」と述べました。
続いて人間科学教育研究センターの眞下苑子特任講師が「トレーニング講習会-自分たちで作る良い環境・良いトレーニング-」と題して講義を行いました。
眞下特任講師は、フィジカルトレーニングの必要性や運動・栄養・休養の重要性、ピリオダイゼーション(期分け)などについて、図やグラフを用いて分かりやすく説明。「技術は一般的な体力と専門的体力の上に成り立つ。これらの体力を大きくしないと、そもそも技術が成り立たない。これがフィジカルトレーニングであり、皆さんが4年間でいかに大きくできるかが重要です」と話しました。
また、トレーニングルーム利用上の注意点などを述べ、「皆さんにとって良いトレーニングルームとなるよう、ルールを守って使用してください」と話しました。
次回は5月20日(月)、「ノートの取り方」をテーマに開催します。
学生たちには講座を通し、自分自身の体と心について知ることで授業や課外活動への理解を深め、学生生活をより豊かなものにしてほしいと思います。