自作の自立ロボットを走らせ、ゴールまでの最短時間を競う「マイクロマウス2019関西地区大会」(主催:マイクロマウス委員会関西支部、共催:学校法人大阪電気通信大学など)が7月21日、駅前キャンパスで開かれました。
本大会は1980年から毎年開催されており、世界で最も歴史あるロボット競技会「全日本マイクロマウス大会」の地区大会です。
競技は「マイクロマウス競技」「クラシックマウス競技」「ロボトレース競技」の3種目が行われました。高校生や大学生、社会人らが自作した79台がエントリー、観戦や応援のために来場された方も多く、会場はロボット愛好家の方々の熱気にあふれました。
本学工学部電子機械工学科・入部正継教授(マイクロマウス委員会関西支部 支部長)ら審査員が見守る中、本学からは「クラシックマウス競技」に8人が参加、9台が出走しました。
「クラシックマウス競技」では本学自由工房から1~3年生8人が参加。それぞれが健闘した結果、工学部電子機械工学科2年生、永澤一輝さんが「第5回マイクロマウスキット大会 Pi:Co杯関西地区大会」で優勝しました。
競技終了後に行われた表彰式では、公益財団法人ニューテクノロジー振興財団・中川友紀子事務局長が挨拶。「今大会では完走率が高く、オリジナル作品も多かったです。全日本大会への期待も高まります。会場を提供して下さいました大阪電気通信大学様に感謝申し上げます」と述べられました。
表彰状が贈られた永澤さんは全国大会への出場経験もあり、「今日の目標は確実にゴールすることでした。そのために、探索走行は極力欲張らず、慎重にプログラミングしました」と喜びを語っていました。
本大会は本学がバックアップする学生の「モノづくり」の課外活動の場である「大阪電気通信大学自由工房」が運営に協力。「自由工房」は学年や学科に関わらず、だれでも参加できるのが特長で、現在は各種ロボットコンテスト参加プロジェクトや電気自動車製作などの活動を行っています。