2019.09.17 総合案内

「けいはんな学研都市7大学連携市民公開講座2019」が開催され、理学療法学科の越野八重美准教授が講演しました

 「けいはんなから『知の発信』」をキーワードとし、市民の方々の関心の高い分野について大学の専門講師が最新の研究事例を解説する「けいはんな学研都市7大学連携市民公開講座2019」が9月13日(金)、国立国会図書館関西館(京都府精華町)で開催されました。
 
 同講座は、けいはんな学研都市(関西文化学術研究都市)に立地している7大学(奈良先端科学技術大学院大学・同志社大学・同志社女子大学・大阪電気通信大学・京都府立大学・奈良学園大学・京都大学)と、国立国会図書館関西館との共同企画。今年で20回目を迎える同講座は今月13日を初回とし、毎週金曜日に3週連続で開催されます。第1週目の今回は、近隣にお住まいの方や、学研都市での知的活動に興味を持たれている方など約200人が参加されました。
 
 「医療」や「福祉」が専門の3人の研究者が、リハビリテーションや新しいがん免疫療法などについて講演されるなか、本学からは医療福祉工学部理学療法学科の越野八重美准教授が登壇。「認知症にどう立ち向かうか~予防のため運動と対策~」をテーマに、認知症が起こるメカニズムや症状・治療をはじめ、予防策などを紹介しました。
 
 越野准教授は「超高齢社会を背景にわが国の認知症患者は増え続け、2025年には約5人に1人が患者になるとされています。発症予防策として薬物療法や生活習慣の改善なども有効ですが、定期的な運動も重要です」と解説。
さらに、認知症の予防策として「運動は少し息があがる程度の有酸素運動と、バランス強化のための筋力増強運動を並列して行ってください。加えて、野菜・果物を中心としたバランスの良い食事、積極的な社会参加を心がけてください。同時に、高血圧・脂質異常・糖尿病など、認知症と関連があるとされている病気も治療しましょう」と具体例を挙げました。
 
 講演終了後の質疑応答では、参加者からサプリメントの効用について質問が寄せられました。越野准教授は「サプリメントについては様々な報告がありますが、たくさん摂取すればよいということではありません。できれば食事から栄養を摂り、ビタミン類など足りない分はサプリメントで補う程度でいいのではないかと考えます」と回答していました。

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