8月22日(木)、23日(金)に実践教育研究発表会東京大会(東京都荒川区)において、「第1回実践加工技量チャレンジカップ選手権」で、工学部機械工学科4年生の亀山翔平さんが「スポンサー賞(テクスパイア賞)」(銅賞)、同学科の古田海さんが「優秀分科会長賞(超精密加工分科会賞)」(銀賞)を受賞しました。
第1回実践加工技量チャレンジカップ選手権は、高精度の加工技術を競う大会です。
記念すべき第1回のテーマは「とにかく平らな平面を創り出す」。3D造形センターの協力のもと、直径30mm×15mmの鋼材の試験片について、加工時間をチェックしながら形状測定器や顕微鏡などで検証してデータ化し、平たく加工を施していきました。
今回の参加者は13人。参加者は、全国の大学教員やベテランの訓練指導員も多いなか、亀山さん・古田さんは学生にもかかわらず、すばらしい成績を収めました。
また、同発表会では工学部機械工学科星野実特任教授の指導のもと、研究室の代表として亀山さんが「金型プリハードン鋼における機械加工と表面磨きの適応」の発表を行いました。機械加工や超精密加工の専門の先生に交じっての発表で、少し緊張した面持ちでしたが、現在の研究状況や今後の方向性を立派に表現していました。
亀山さんは「質疑応答では、本質を突いた質問をたくさん投げかけられたので、今後の糧としていきたい。また、休憩時間には技能五輪全国大会を目指している学生や、技能五輪国際大会の日本代表競技委員・コーチとの交流もできて、とても有意義な時間をすごせた」と述べていました。
卒業研究のテーマとなる「熟練技能の技術化による技能伝承」と通ずるものもあり、今回の発表会の参加は学生にとって、とても有意義なものとなったようです。
産業界・官公庁の方々との連携によってさらに広がる学びの世界。実社会に根ざした実のある学びで、即戦力をめざします。
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