震災時の救助活動をテーマに、ヒト型ロボットが障害物をクリアし、要救助者に見立てた人形を救出する競技「ヒト型レスキューロボットコンテスト2019」を11月3日(日・祝)、本学駅前キャンパスで開催しました。
ヒト型レスキューロボットコンテスト(ヒト型レスコン)とは、2000年から毎年開催されている「レスキューロボットコンテスト(レスコン)」の新たな展開を目指し、ヒト型ロボット1台と操縦者1名で参加できるロボット競技。競技を通じてモノづくりの楽しさを伝えると同時に、防災や減災の重要性について考える機会を提供しています。
今大会には学生から社会人まで17人が参加。本学からは4人の学生が参加し、日ごろの研究の成果を生かした自作のロボットで本番に挑みました。ロボットたちはほふく前進してトンネルをくぐったり、回転して段差を乗り越えたりする多彩な動作を披露。大技が決まるたびに会場からは歓声やどよめきが起こり、腰をかがめて人形を持ち上げ、無事救出が成功すると大きな拍手が送られていました。
全競技終了後は、愛知工業大学の奥川雅之教授がミニ講演。救助活動の効率化や二次災害に対する安全性確保のために、だれでも簡単に操縦できるレスキューロボット(災害対応ロボット)の開発研究が進んでいることに触れ、「ロボットと人間がお互いに得意なことを協力し合えるよう、課題解決に向けてチャレンジしていきたい」と呼びかけられました。
審査の結果、本学自由工房の千谷玲央さん(総合情報学部情報学科1年生・ロボット名メカカニ)が目視部門で3位に入賞、小田智史さん(工学部電子機械工学科1年生・ロボット名erst)は技術賞に輝きました。総合1位である「OECU杯」は、NAKAYANさん(関西四天王所属・ロボット名レグホーン)が勝ち取りました。
自由工房は本学がバックアップする学生の「モノづくり」の課外活動の場です。寝屋川と四條畷の両キャンパスにそれぞれ活動拠点(工房)があり、モノづくりのための設計や製作ができる設備が整っており、専従スタッフよりアドバイスを受ける体制も確立しています。学生の日々の努力が今回のような成果につながるように、これからもサポートしていきます。
産業界・官公庁の方々との連携によってさらに広がる学びの世界。実社会に根ざした実のある学びで、即戦力をめざします。
次世代テクノロジーへの学びが詰まった「寝屋川キャンパス」、医療・健康・スポーツ分野の「四條畷キャンパス」をご紹介します。
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