医療福祉工学部医療福祉工学科の水野裕志特任講師が、11月23日(土)に開催された「第21回日本福祉工学会」において「論文賞」を受賞しました。
論文のテーマは「軟質ボールを測温部にもつ電子体温計を用いた腋窩(えきか)温予測」。
病院や家庭で使用されている一般的な「腋窩式電子体温計」は先端が細いため、高齢者の腋窩には密着性が悪く、測定中のズレなどが原因で再測定が頻発し、看護や介護の現場で業務の負担になっています。
今回受賞された研究論文はこの「電子体温計」に着目し、高齢者でも簡単に腋窩にフィットできるよう、スポンジなどの軟質素材を取り付けた電子体温計を試作し、その検証結果をまとめたものです。
水野特任講師は「2020年度より医療健康科学部に発展する本学に合致した研究課題でもあるので、今後はさらに研究を進めて、日常・労働生活や臨床現場で役立てることができる『AI技術を活用した体温測定システム』へ発展させていきたい」と展望を述べていました。
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